「ふろしきでんしゃ」って、いったい何なのでしょう。
色々想像をめぐらせながら絵本を開いてみると、やってきたのは唐草模様のふろしきをマントにしたおばあさん。 「きょうもがんばんべー、しゅっぽっぽー」 そう言って頭からすっぽりふろしきをかぶると・・・なんと「ふろしきでんしゃ」に変身した! それはもうびっくり。 見ていたハルタくんも、ふろしきでんしゃに乗ろうとホームに走っていく。 すると、電車から降りてきた人たちが、 「あー楽しかった。畳のお部屋に素敵なお庭、大きなお風呂もあって最高」 なんて言っている。 だけど、ハルタくんが乗り込んでもどこにも見当たらない!?
最初の大変身からおばあさんには驚かされっぱなし! 予測のつかない展開の連続に、だんだんハルタくんの気持ちと重なってきます。 「いったいどうしたらそこに行けるんだー?」 ハルタくんとジタバタしているうちに、ハチャメチャな時間が過ぎていき、気がついたらすっかり一日は終わっていき・・・でもなんだか不思議とすっきりした気分。 うん、明日こそ。
山崎克己さんのナンセンス絵本、なかなか手強い内容になっています。 迫力の画面に、考える間もなくどんどん引き込まれていってしまいます。 もしかしたらこんなヘンテコな世界、本当にあるのかも?これは楽しい。 皆さんも是非一緒に振り回されてみてくださいね。 唐草模様の迷路も楽しめます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばあさんが唐草模様のふろしきを頭からかぶったと思ったら「ふろしきでんしゃ」に変身。電車から降りてきた人たちはみんな、中には畳の部屋にすてきなお庭、大きなお風呂があるって言うんだけれど、探してみたってどこにも見当たらない。いったいどうしたらそこへいけるんだ…? ひょっとしたら僕たちがいつも過ごしている日常の隣に、ヘンテコな世界があったりして…。 見返しで2度遊べる唐草迷路付。
ふろしきの柄の電車かと思いきや
風呂敷を広げたおばあさんが
電車に変身するからびっくりしました。
その電車に乗って降りてきた人たちは
みんな楽しい思いをして降りてきます。
ハルタくんという男の子も
それがなんなのか味わいたいのですが
なぜか体験できません。
みんな一体どうやって電車の世界を楽しんでるの?
お話の中で答えが描かれていなかったので
そこは想像して楽しみたいと思いました. (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子13歳)
|