古道具をあつめたお店を営むとうさんを、ともだちに「がらくたおやじ」とからかわれた、ルイ。 「わかっちゃいないな。そのきになれば、ここにあるもので、うちゅうにだっていけるんだぞ」ととうさんはいいます。 ルイは、宇宙船<ルイ1ごう>を作って、ぼうけんの旅にでることにしました。 ともだちがばかにするなかで、スージーだけは本気で「つれていって!」といいます。 ルイとスージーは、ついに宇宙へとびだしました。あとをおいかけてくるのは、ルイをばかにしていたはずの、ジギーとルーシー。 つぎつぎに近づいてくる隕石(絵本のなかでは「かいぶつ」と呼ばれていますが、おそらく)をくぐってよけて、うえやしたにいったり、さかさになったり。ルイたち4人は、ロープでつながれたふたつの宇宙船で、大立ち回り。
『ゆきのひ』や『ピーターのいす』など子どもの目線で世界をとらえたうつくしい絵本を描き、コルデコット賞を受賞しているエズラ・ジャック・キーツの作品。 独特のコラージュ絵は、質感がちがう素材や色の組み合わせで、不思議な雰囲気を生み出しています。 ニューヨークのブルックリン生まれの作者らしく、本書でも、いろんな人種の子どもたちが想像世界を共有し、下町の大人に見守られながらわいわい遊ぶ空気が伝わってきます。 リアルで夢いっぱいの宇宙空間に、読んでいるわたしたちもドキドキ。 さあ、みんなもルイといっしょに、宇宙へぼうけんの旅にでよう!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
宇宙船に乗り、冒険に出発!
ルイとスージーは古道具でつくった宇宙船に乗り、冒険に出発! イメージを共有して遊ぶ子どもたちを愛情たっぶりにえがく絵本。
3歳なりたての息子に図書館で借りました。
表紙の絵に惹かれたのと、最近、息子がロケット好きなので。
ルイと友達が宇宙旅行に行く(空想の中)ストーリー。
とっても夢のある話です。
子どものやりとりが、本当にありそうで面白かった。
そして、特筆すべきは、宇宙の絵の表現!
なんだか不思議な気分になります。
息子も楽しかったようで、何度も読んで、と持ってきました。
キーツさんのほかの絵本も読んでみることにします。 (トゥリーハウスさん 30代・ママ 男の子2歳)
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