何かを運ぼうと思ったらどうする? まずは、手で運ぶ。入れ物に入れたらもうちょっと運べる。 二人ならたくさん運べるな。運ぶ商売も喜ばれる? だったら、車輪をつけてもっと重いものを。いやいや、人も一緒に運んで・・・。
「はこぶ」ということをテーマにスタートしたら、どんどん方法や道具が展開して進化していくよ。 これは面白い!! もっと早く、もっとたくさん、もっと遠くに。 そんな思いから生まれてくるのは荷車、フォークリフト、コンテナ船、バイク、トラック、電車にジャンボジェット。 ただ運ぶだけじゃないよ。安全に無事に。楽しく。 トンネル掘って、道路をつくって、橋を渡して。
うーん、人はこんなにも「はこぶ」ことに一生懸命だったのか・・・。 何かを運ぼうとしている人、それを運ぶために生まれた道具。 並べていくだけで、こんなにも様々な絵が見えてくるなんて。 ただただ、驚いてしまうのです。
美しく明確に描かれた絵の迫力が、更にこの絵本の魅力を増しています。 歴史や時代を感じる服装、仕事として働く人々、精巧な機械や壮大な乗り物。 いつまで見ていても飽きる事はありません。 そして、ついにはあんなところにまで・・・「はこぶ」!! 人の好奇心の広がりの果てしなさに、思わず感動してしまう1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
荷車、フォークリフト、コンテナ船、ガントリークレーン、ジャンボジェットと、運ぶ乗り物や道具、道路やトンネルを作る乗り物や機械が関わる人々とともに大集結!もっとはやく、遠く、無事に届けたい!あたたかい気持ちも一緒に運ぶ、迫力の一冊。
6歳次女に借りました。昔から、現在までも物の運び方の変化が描かれています。次女は昔の物の運び方をまじまじと絵本で見たことがなかったので、驚いていました。最後の方の宇宙への運び方にもびっくり。とても勉強になる絵本です。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子6歳)
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