「壁」といっても、一人一人に色々な思い出があることを知りました。
落ち込んでいる時の支えになってくれたり、目標になったり、或は命を守る盾になってくれたり・・・
私が「ウォールズ」というタイトルを目にした時、一番に思い浮かべたのが「5割ウォールズ」、5割の壁です。
野球の勝率に関する用語ですが、とにかく昨年はこの壁が大きくて大きくて、なかなか越えることが出来なかったのです。
この場合の壁は、まさに「目標」、チームが優勝に向けて最低限越えなければならない、大きく立ちはだかる障害であり目標です。
その壁を越える為に、苦しんで苦しんで、それでも越えられなくて・・・
でもそこから猛練習の甲斐あって、やっと5割の壁を越えた時の嬉しさは格別です。
この喜びは、あの壁があったおかげだと、越えた後に感謝に変わるのです。
最後、それぞれの想いを乗せて、壁が白い鳥となって大空へはばたいていく場面がとても素敵でした!
読み終えて温かい気持ちになる、ちょっと大人向けの絵本です。