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戦火のなかの子どもたち」 みんなの声

戦火のなかの子どもたち 作・絵:岩崎 ちひろ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1973年
ISBN:9784265909148
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,412
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  • 生命の大切さ

    戦争というものはどういうものなのかがちひろさんの水彩画と言葉から伝わってきます。
    こちらを見つめてくる、悲しいようで、何かを訴えている、幼い子どもの目。
    それが私の心を痛めました。
    何の罪もない子どもたちを大人が始めた戦争で居なくなってしまう事がどんなによくないことか、考えさせられます。
    そして、今も戦争をしている国で苦しんでいる子どもたちを、ちひろさんの残した「世界中の子ども みんなに平和としあわせを」という言葉で助けてあげたいです。

    投稿日:2009/08/28

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  • 目で語る子どもたち

    ベトナム戦争に太平洋戦争を重ね合わせて、戦火に振り回された子どもたちを描いています。
    言葉は、いわさきさんの詩であり独白です。
    文章以上に絵の中で子どもたちの目が語っています。
    そこにいわさきさんの痛烈な思いを感じます。
    最初と最後の絵にだけほんのりとした赤があります。
    あとは、デッサン調のモノクローム。
    飾り気のない絵の中で、子どもたちの哀しそうな瞳。
    これは、伝えなければいけない絵本だと思いました。

    子どもたちは、ベトナム戦争を知りません。
    平成児童にとって、太平洋戦争も大昔のことになってしまいました。

    それでも、子どもたちの哀しい目が、息子に戦争の悲惨さを伝えてくれたようです。

    投稿日:2009/08/19

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  • 子供達の声がきこえてきます

    ちひろさんが描く子供たちはみんな、やわらかくふんわりとした黒目がちな瞳をしています。でもこの本の子供達は、みなするどくきびしい瞳をしています。子供達の声にならない言葉が聞こえてきそうです。炎に包まれて、すさまじい表情をしているおかあさんが赤ちゃんを抱いています。けれどこの赤ちゃんは、まるで春の野原にでもいるような穏やかな表情をしています。辺りがどんな状況であっても、おかあさんの腕の中は世界一安全な場所だと、赤ちゃんは感じているようです。この絵に添えられている言葉は、読むのがつらくて塗りつぶしたくなります。

    投稿日:2007/01/27

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  • 表情に出ています。

    子供の表情をよく見てほしいです。

    戦争のお話です。

    子供一人ひとりの感じたことや

    思ったことが表情にでている気がします。

    1973年に出された絵本です。

    作者にはまだ鮮明に残った

    記憶だったのしょうか・・・。

    赤いシクラメンが印象に残ります。

    投稿日:2020/11/17

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  • 子どもたちのまなざし

    岩崎ちひろさんの最後の作品です。
    彼女の平和への思いがひしひしと伝わってきます。
    モノローグと、たくさんの子どもたちの姿と、その状況。
    子どもたちのまなざしが、たくさんのことを物語っているような気がします。
    なにより、子どもたちを見つめ続けた、筆にこめられた思いを感じます。
    逝去の前年、1973年初版。
    まだまだ、戦争の記憶が残っていたのでしょうし、
    世界には進行形の戦争があった時代です。
    小学生くらいから、ちひろさんのメッセージ、受け止めたいです。

    投稿日:2018/04/12

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  • いわさきちひろさんはベトナム戦争の惨事を自分の第二次世界大戦の体験とダブらせてこの絵本で  戦火の中で子ども達が命を落とす悲しさを   子どもの目で語っています

    シクラメンの花の中の子どもの顔   爆弾で死んでいった 子どもたちの瞳です
    あどけない かわいい子どもの瞳ですが  みんな死んでいったのです
    涙が出てきます
    男の子の 目は 鋭くにらみつけています
    戦争の愚かさを
    おかあさんといっしょに もえていっった ちいさなぼうや 
    母親は子どもをどれほど守りたかったことでしょう!
    戦争は多くのものを焼いて 焼け野原にしてしまいます
    「にいちゃん きのうのぼった木だ」  なんとむなしい光景でしょう
    楽しかった思い出も  すべてが 戦争でなくなってしまう 恐ろしさ!

    おかあさん?   お母さんをなくした女の子の 悲しい目 かなしい心

    モノトーンの子どもの目  目・・・・  
    シクラメンの花の赤い色が もの悲しくなります
    シクラメンの花が散っても やっぱりきえない わたしのこころのおともだちが 見えるのですね

    ちひろさんは  この絵本で「戦争は二度と起こしてはいけません」
    私たちに語ってくださっています

    投稿日:2016/03/18

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  • 簡単なのに、考えさせられます

    文章に無駄なものは一切なく、すごく簡単な言葉で書かれています
    なので、子供に人間が犯した過ちである「戦争」というものを簡単に、印象的に伝えることができると思います
    目を背けることのできない事実なので、この絵本を読んできちんと知る必要があると思います

    子供の絵を描くことに関して、この方の右に出る人はいないですね
    こんなに上手に、絶望した子供の表情を描ける人はいないと思います

    「戦争はこんなにも怖い」そのことを子供に教える最初のきっかけになる絵本だと思います

    投稿日:2013/11/18

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  • 絶望の表情

    無邪気でかわいらしいはずの子供たち。
    それなのに戦争があることで、こんな表情になるのですね。
    絶望・悲しみ・・・
    子供たちに、こんな顔をさせてはいけません。
    戦争を経験したいわさきちひろさんだからこそ、平和への願いが込められた作品でしょう。

    投稿日:2013/08/24

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