季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

  • かわいい

」 みんなの声

狐 作:新美 南吉
絵:長野 ヒデ子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1999年
ISBN:9784039637208
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,294
みんなの声 総数 14
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

14件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ
  • 新美南吉さんのお話で 長野ヒデ子さんの絵がとってもいい雰囲気の絵本です

    昔の子ども達は げたを履いていました

    なんだか懐かしいんです・・・・ 私も 小さい子どもの頃 げたを履いてたことがあったな〜

    文六ちゃんは 一人っ子で 甘えん坊 でも お母さんは 村の子ども達にお願いして 子どもだけで祭りに行かせたところが いいですね

    げたやさんで 文六ちゃんのげたを買うように 頼まれていたのです(文六ちゃんのげたの鼻緒が切れてる)

    このお話のおもしろさは おばあさんが「晩げに 新しい下駄をおろすと狐がつくというだに」

    子ども達は 祭りの楽しさに忘れていましたが 帰り道 月夜の晩に この言葉が思い出されて・・・・

    ラストの文六ちゃんとお母さんの会話 甘えん坊の文六ちゃん涙

    熱いものがありますね〜  
    流石 新美南吉さんのお話は 愛があふれています

    投稿日:2020/09/18

    参考になりました
    感謝
    1
  • だいじょうぶ だいじょうぶ

    5歳の娘にとっては、お話も結構長く、なにやら不安にもなって
    しまうような絵本だったと思いますが、(不安だったからこそ?)
    しっかり食い入るように聴いていました。
    それにしても、「晩げに新しい下駄をおろすと狐がつくというだに」
    なんて、お婆さんは知らない子どもに向かって言うなんてひどいよ
    なあって私は思ってしまいましたが。親に言うとか、せめて親と
    一緒にいる子に言えばいいのに。ほんとに、子どもはただただ不安に
    なってしまうじゃないですかねえ(怒)。どういうつもりなのかなあ。
    こういうおばあさんって結構いそうな気はするけれども。

    文六ちゃんのおかあさんは愛情深くて素敵でした。
    おかあさんだったらこうでありたいなあって思いました。
    狐の親子となってしまったら・・の話は、だけど文六ちゃんにきかせる
    ためだけの大人の適当な作り話ではなくって。おかあさんも心底まじめに
    考えて話したのだろうなあ。だから、おかあさんもこっそりねまきの
    そででめのふちをぬぐったのだろうな。

    投稿日:2012/07/10

    参考になりました
    感謝
    1
  • 怖さと甘さが入り混じった感じ

    新美南吉の童話と長野ヒデ子さんのイラストがぴたりと溶け合った、素敵な作品です。
    お祭りの時、甘えん坊の文六ちゃんが新しい下駄を買うと、そこのおばあちゃんが「晩げに下駄をおろしたら狐がつくよ」と言います。不安になった文六に、お母さんがとっても素敵なセリフを言うのです。
    幻想的で、怖さと甘さが入り混じったような感じ。読むたびドキドキします。

    投稿日:2023/04/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「本当にきつねはつくの?」

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    このお話の子どもたちと同様に
    息子たちもお話を聞きながら、
    怖がって体をすり寄せて聞いていました。

    読み終わった後、息子は
    「本当にきつねはつくの?」
    「おとうさんもお母さんも午前中に靴を下ろさなきゃダメって
    言うよね。これって本当の話?」
    と怖がっていました。

    実際私も子どものころからこの迷信は聞いてきて、
    未だに守っていますが、
    こんなお話があることは知らず、
    子どもの心を見事に描き、
    最後は親子の愛情まで描ききり、
    この童話に出会えてよかったです。

    投稿日:2020/08/31

    参考になりました
    感謝
    0
  • 文六ちゃんのおかあさん

    新美南吉の絵本なので、図書館から借りてきました。文六ちゃんのおかあさんは、一人息子の文六ちゃんをとてもよくわかっていて愛情を惜しまなくそそいで育てているなあと思いました。文六ちゃんとおかあさんとの会話がとても素敵でした。おかあさんは、なにがあっても文六ちゃんを守ってあげるとわかりやすかったのも、素直に表現出来ているのもよかったです。

    投稿日:2018/12/12

    参考になりました
    感謝
    0
  • 予想を裏切る温かな展開

    近隣の子どもたちで出掛けた夜のお祭りでのこと。
    面倒見のいい子が、文六ちゃんの歩きにくそうな様子を見て、
    新しい下駄をおろしてくれる。
    が、そこで耳にした迷信に、不安を募らせていく子どもたち。

    狐につかれたり、化かされたりというお話しとはひと味違い、
    そうなったらどうなってしまうんだろうという、
    子どもの心理を丁寧に描いているところが面白い。
    お布団の中で繰り広げられる、文六ちゃんとお母さんの、
    不安をとりのぞいていく問答がとても温かい。

    寝る前に子どもと一緒に読みたい一冊。

    投稿日:2012/07/07

    参考になりました
    感謝
    0
  • おかあさんの優しさ

    晩に新しい下駄をおろすと狐がつくと言われた文六ちゃん。周りの子どもたちの反応もいつもと違うのでとても気になります。

    読み聞かせをしていたら一人っ子で甘えん坊というところが、息子との共通点であることに夫が笑っていました。

    文六ちゃんのおかあさんがとても優しくて、親子のやりとりがいいなあと思いました。

    南吉のおかあさんもこんな風に優しいおかあさんだったのでしょうか。おかあさんの優しさが心を打ちます。

    投稿日:2012/02/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 新しい靴を夜、おろすときは

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    読み聞かせの勉強会をしているとき、読んでもらいました。
    子どもたちに朝読で読める時間は15分なので、少し早口で読めばギリギリ読めるかもしれません。
    でも、もともと童話の物に絵をつけている『童話絵本』(原作有りし)なので、1ページに書かれている文章が長い!長すぎます。たぶん持てないことはないでしょうが、持ち手がプルプルすること間違いなし!
    読み聞かせやお話会で、子どもたちに読むなら小学校高学年以上の子どもたちに、ブックトークするか、いっそのこと全文覚えて語ってしまった方が楽かもしれません。

    親子でゆっくり読むとかでしたらて5,6歳くらいのお子さんからお薦めできます。
    私は今回長野ヒデ子さんがイラストをつけた偕成社さんの絵本で読みましたが、読み聞かせの勉強会で読んでもらったときは、普通に《新美南吉童話集≫みたいのから読んでもらいました。
    長野さんの描かれた文六ちゃんや村の子どもたち、祭りの風景は私の中のイメージと似ていてとても見ごたえがありました。

    他の地域ではよくわかりませんが、友達の情報によると、新品の履物を夜下すと「狐に憑かれる」と言い伝えが残っているのは新潟の方らしいです。
    あちらの方では、今でもげんを担いで新しい靴を下すときは下駄屋のおばちゃんがやったようなおまじないをするところもあるらしいですよ〜。

    投稿日:2011/10/01

    参考になりました
    感謝
    0
  • 長野さんの世界

    祭りに友達と出かけて、下駄を買った文六ちゃん。
    晩げに下駄をおろすと狐がとりつくと言われ、帰り道によそよそしくなった友達と不安になった文六ちゃん。
    それを知った母親の文六ちゃんを包み込むようなやさしさ。
    心あたたまる物語で、とても印象強いお話です。
    物語が情感たっぷりの内容だけに、絵の描き方ひとつがとても重要なポイントになる物語です。
    それは絵の作者の、物語に対するイメージ表現なのでしょう。

    で、つい比較してみたくなる性分を抑えきれず、鎌田暢子さんの『きつね』を続けて図書で購入することにしました。

    長野ヒデ子さんの作品は、表紙にある狐の絵と、「狐」の漢字に表現されているように思います。
    長野さんの絵は、面白さと人間味と、少しあくの強い描き方で自分の世界に引っ張り込んでしまうような感じです。
    要するに長野ヒデ子ワールド。
    同じ新美南吉さんの「きつね」を描きながら、別の世界の絵の感性かと思います。

    ついでながら、同じ文章でありながら鎌田さんの文は、ひらがなが多用されているように思いましたが、長野版の『狐』は漢字表現が多い。
    文字のタイプの違いも加えて、少し硬めの物語になっていると思います。

    新美さんの話とマッチしているのは鎌田さんの方かも。
    長野さんごめんなさい。

    投稿日:2011/06/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 小3の一人っ子

    想像した展開と違っていて、でも温かくて。「優しいお話だったね」と笑い合いました。

    甘えん坊の男の子は、娘と同じ歳で同じ一人っ子。
    同じように私に引っ付いて寝たがる娘に、色目を使って読んだら、照れくさそうにしながら布団に入ってきました。

    特に心を打つようなものすごい感動はありませんが、ほんわか温かくなれる母子の本です。
    少し長いので、小学生からかな。

    投稿日:2011/05/12

    参考になりました
    感謝
    0

14件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ゆきのひ
    ゆきのひの試し読みができます!
    ゆきのひ
    出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
    くすのきしげのりさんと、いもとようこさんが贈る、雪の日の心温まるおはなし。


人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(14人)

絵本の評価(4.6)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット