「エースケをさがせ」 みんなの声

絵本というより児童書に近いかな？と思いました。４歳息子が図書館で選んできたものですが、字が多いからどうかな？と思いつつ６歳娘と一緒に聞いていました。
大事な金魚を殺した犯人を探していくお話しですが、まずお父さんがちょっと嫌なやつなのと、結局犯人を捕まえることも、エースケを取り返すこともできず、モヤモヤが残りました。

金魚のエースケをさらったのは、展開の中で現れる人物たちがきらめいています。
ゴキブリ、父親の反応、不思議な少女とシャボン玉、最後まで絡む人とそうでない人、それぞれに印象的です。
犯人はやっぱりネコでしたが、ヒロの追跡を振り切って、ヒロに「すごい」といわせたネコのドン。
不思議な緊張感と、もやもや感が楽しめました。

大事に飼っていた金魚のエースケがいなくなって　ヒロは探しに行くのです
そこで出会った女の子が　魔法の　しゃぼん玉を４つふくらませました

その中にエースケの姿が　そのしゃぼん玉を追っかけていくのです。
そこで　　いろんな出会いがありました
そして、犯人を見つけたのです　　　
しかし、なかなか捕まえられません。　　犯人は　のらねこの　ドンでした


追いかけていくうちに　　ドンは　古新聞の回収車にとびのって　逃げていくのです　　

ネコの目線で描かれている　お話しでした（ドンの　　にやりと笑う顔が　印象的でした）

「まちがえるなよ　　おれさまは　のらねこ　ドンだぞ　古新聞ととりかえっこなんか　できないぞ。　　ヒロだって　とりかえっこなんて　だめなんだぞ。」のらねこの笑った顔に　「あいつ、すごいな。」とヒロは思うのです。ネコに一本とられましたね　　

結局　金魚のエースケは見つかりませんでしたが・・・・
確かに、女の子のしゃぼん玉の中に　金魚のエースケがいたのです

ちょっと　ふしぎな　しゃぼん玉さがしの　　お話しでした