ゆきのひ」 みんなの声

ゆきのひ 作・絵:エズラ・ジャック・キーツ
訳:木島 始
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1969年12月
ISBN:9784033281209
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 61
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  • 雪の日のおはなし会で・・・

     1月のおはなし会は2、3日前から雪が降り、当日もやっぱり寒い朝でした。赤ちゃん連れでの外出は厳しいだろうね、と「おはなしおばさん」4人で話していましたが、それでも真っ赤なホッペで来てくださった親子さんに感謝しつつ・・・「ゆきのひ」を紹介しました。
     数年前、小学生にこの本を紹介したときは、有名な絵本だし、色の美しさ、絵の躍動感に惹かれて選びましたが、正直言ってストーリーの深さまでは私自身がピンとこなかったのです。その後、数人の方からも同じ意見をうかがったり、なかには「絵はいいけど、小さい子にはテキスト(文章)の感性が難しすぎるのでは?」という意見も聞きました。いろいろな方の感想を聞いて、再度じっくりと見てみよう・・・と思っていたところで、時期的にぴったりの機会が訪れたのです。
     久しぶりに出会ってみると、なんてこどもの心を美しく表しているのだろう!と感動してしまって自分でもビックリ。ページをめくるたびに
    わたしはピーターと雪の日を楽しんでいました。そうして息子が小さいとき、やっぱり雪玉を誇らしげに家に持って帰ったことや、それが溶けたときの悲しげな眼差しや、その晩私とお風呂の中で、雪はどこに行ったのかと話したことなどを思い出しました。息子もあの雪の日、大きい子たちと遊べなかったかもしれない、木の棒で雪を落としたかもしれない、ピーターみたいな夢をみたかもしれません。そして、もっとずっとまえの雪の日、小さかったわたしも・・・。そんな、いろんな感慨を胸に抱いて、おはなし会で読んでみました。この絵本の素敵なところが、少しでも届いていたらうれしいな。

    投稿日:2009/02/04

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    4
  • 素晴らしいコントラストの絵

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1963年のコルデコット賞受賞作品。
    また、黒人の男の子が主人公となった初めての絵本と言われています。

    主人公の黒人の子ピーターが朝目を覚ますと、部屋の外が雪景色だったというシーンから始まります。
    1ページ目から、その鮮やかな切り絵が目を惹きます。

    ピーターは、赤いマントを着て外に飛び出して、いろいろな遊びをします。
    足跡をつけたり、線を引いたり、木の上の雪を落としたり。
    雪の遊びっていうのは、どこか心の記憶に残るものですよね。

    そんな遊びの中で気にいったのが、てんしのかたち。
    アメリカではスノーエンジェルと呼ばれているようですが、寝っ転がって手足を動かすと天使の跡が残るというもので、見ていてやって見たくなりました。

    家に戻ってからも、雪遊びの余韻を楽しんだりする姿も、とてもほのぼのとするものがあると思いました。

    雪の遊びととても綺麗な絵のマッチングが素晴らしく、何度見ても飽きない作品です。

    投稿日:2009/11/21

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    2
  • 男の子のドキドキが聞こえてきそう

    キーツが描いた絵本の中でも特に好きな一冊です。
    雪が降った朝、道も木も家も白一色になっているのを見た時のドキドキした高鳴りや、雪の中へ足を踏み入れていくワクワクするうれしい気持ち。そんな男の子の気持ちが画面から聞こえてきそうなほど、臨場感があります。
    コラージュによる絵もとても素敵。雪の白をバックに映える男の子の赤いマント姿に、何度読んでも目を奪われてしまいます。

    投稿日:2014/12/19

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    1
  • 初めての雪

    黒人の男の子が主人公ということは
    熱い地域で育ったように解釈しました。
    だからこそ雪が新鮮で、
    雪と遊ぶ楽しさが伝わってきました。
    シンプルな色や線ですが、印象深い絵だと思いました。

    投稿日:2011/10/17

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    1
  • 雪の日の遊び方

    題名の通り、ある男の子の雪の日を描いた絵本です。
    足跡を付けたり棒を使ってすじをつけたり…
    真似してみたいな、と思いましたが
    ゆきだるまのくだりまでは出来そうですが
    天使の形はよほど降り積もらないとできなそう!
    (本当にやったら冷たくて風邪引いちゃいそうだし!)
    こんな雪の楽しみ方もあるんだなぁと
    楽しんで読みました。

    投稿日:2010/03/01

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    1
  • ふかーく積もった雪!

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    息子は、1番最後のページの、雪が深く積もっているページが好きです。
    私たちは、雪が積もらない地域に住んでいるのでピンとこないお話かな?と思っていました。
    でもこのお話を読んで、息子の中ではこのぐらい雪が積もったら絶対にスキーをしてみたい!と思っていたことを話してくれました。
    私が1番印象に残ったのは、ページごとに背景がガラっと変わる色などの表現です。どのページもステキですが、ピーターが夜ベッドに入るシーンが1番印象的でした。
    今日も息子は、ピーターが雪が積もっているか窓を覗くように、雪を待っています。

    投稿日:2019/03/03

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  • この表紙なつかしい

    子どもが小さいときから、うちにある絵本の1冊です。
    久々に見て、表紙が印象的で、なつかしいです。
    子どものころの、ゆきの日の、なんともいえないワクワクした感じが、よく描かれているな…と思います。
    また読めてよかった。

    投稿日:2019/02/15

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  • また新しい雪が

    雪の日を、すごく楽しんでいるのがわかります。
    形を変えて足形をつけて行ったり、線をひいてみたり、
    にこにこわらう雪だるまやてんしのかたちも雪の降り積もった時ならではの
    あそびです。
    思いっきり、冷たい空気の中で遊んで温かい暖房の効いた家に入り
    温まって、疲れが出てきて、、、と雪の日の気分が伝わってきます。

    投稿日:2018/02/05

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  • 冬になったら

    季節外れですが、涼しさを求めて読んでみました。
    貼り絵と聞きましたが、どのページも本当に素敵でひきこまれました。
    特に、ゆきのふってくる場面があまりにきれいで心に強くのこります。
    こんな素敵な描きかたあるんだなあ、と。
    ゆきのふった日の、わくわくする気持ちが伝わってきて、子どものころをなつかしく思い出しました。冬になったら、また読みたいです。

    投稿日:2017/09/11

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  • 雪のワクワクがとっても伝わってくる一冊!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子5歳

    5歳の娘と読みました。

    シンプルな切り絵?の絵本ですが、
    雪や景色の美しさ。
    主人公の男の子ピーターのワクワクが、
    とっても伝わってくる絵本です。

    雪が積もってるのって、子供にとっては、
    そして雪が珍しい地方の大人にとっても、とっても特別!

    通勤や通学が面倒だなぁ なんて考えなくていい休みの日だったら、
    雪でなにしよう!
    足をいれるとキュッキュってする!
    足跡がちゃんとつく!
    葉っぱの上にも積もってる!
    まっさらな雪にどーんとあおむけにねて、スノーエンジェル!

    なんて、嬉しいことがやりたいことが山積み!
    シンプルな絵の世界からそのワクワクが120%伝わってくる、
    素晴らしい絵本です☆

    次の日雪がまだとけてなかったときのピーターの嬉しい気持ちは
    娘にもとっても伝わったようでした。

    前回、東京で雪がこんなに積もったのは、たしか3年前。
    娘にもピーターのような経験をさせてあげたいな。
    一日くらい、さらに欲を出せば土日のどっちかで、
    こんなふうに積もらないかな〜なんて
    神様にお願いしたい気持ちになる一冊です。

    投稿日:2016/12/06

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