この絵本を読んだとき、一番初めにおはなしのろうそくに載っている『世界で一番きれいな声』と流れが似ているなと、思いました。
『世界で…』ではアヒルの子が、聞こえてくる色々な美しい声の主のマネをするのですが、どうしてもうまくいかなくて、最後にお母さんの声を聞いて「やっぱりこの声(鳴き方)が一番素敵」と思うお話です。
「やむ」のお話は、オタマジャクシから大人(カエル)になるまでの過程で、
こんな生き物になりたい(人間でいうなら、こんな人になりたいとか、こんな職業になりたいとかいう夢でしょうか?)
と、夢見るお年頃の子どもの素直な感性が可愛らしくて、なかなか楽しく読めました。
4,5歳くらいから小学校の低学年くらいのお子さんたちにお薦めします。