「ゆめゆめえほん」 みんなの声

テンポよく読める井上さんの絵本は大好きです。
子どもらしい感覚のお話で、夢を見るのが楽しみになりそうです。
クワガタの夢を見たら甘いジュースを飲んだり、カラスの夢を見たら
カｱ〜さんとお母さんを呼んだり、次のページをめくるのがとても面白く想像しながら楽しんでいます。

いろんな生き物になった夢を見たら、その日は何をするのだろう。
どんな夢を見るのかという予想と、夢と現実のつながりが不思議な絵本です。
生き物から連想することは人それぞれです。
いろんなお話ができるための、引出しのような絵本です。

うちの子は昆虫が大好きなのでこの絵本はとっても気に入っていました！！昆虫になる夢を見たら実際に昆虫みたいな生活をしていたりしたのがとっても面白く見えたらしく、「こんなのやってみたいな〜」って言って羨ましがってました。

「ゆめゆめえほん」と言うよりは、夢で見たモノになりきってしまう、
「なりきりえほん」っていう感じでしょうか。

その日は、夢で見たモノになりきって過ごすというポリシー（？）をもった、
元気で楽しい男の子が出てきます。

でも、ニワトリの夢を見たから、その日は「ゆで卵ちょうだい」って？？
連想ゲームのような気もしてきました（笑）

見たモノにすぐに影響される子ども心をうまく捉えた楽しい作品だと思います。

自分で見た夢の続きを一日楽しむのがユニークで面白いと思いました。

子供だから、成り切っているのが不思議ではなく、そうなんだと感心し

てしまいます。

私も都合のいいことだけ、夢の続きを想像して楽しみたいと思いました

読んでいてもウキウキして、楽しくなった絵本です。

我が子はこのファンタジックな絵本を、笑いながら音読していました。
全体を通して読むと、子供目線で書いた「詩」の様なやわらかい雰囲気を醸し出している絵本だと思います。

フクロウの夢を見て起きたらフクロウになっていた男の子。
その日は叱られるとホーホーなきます。
別の日には、ミツバチ、クワガタ、ニワトリ・・・いろいろな生き物になった夢を見ては、その日その生き物になった気分で1日を過ごします。

1歳の娘はまだ知っているものを指さしておしゃべりするだけでしたが、もう少し大きくなったら、なぞかけしながら読み聞かせできるなと思いました。
「○○になったら、どんなことする？」
そんな話をしながら読むと、きっと楽しいでしょう。