表紙絵は、遠目絵見たら「写真絵本?」といいたくなるほど丁寧なペンギンの親子を描いてくれています。
絵はヘレン・K・デイヴィーさんという方が描いていました。
小さい子向けの科学絵本なので、
(読んだ感じでいくと)小学校に上がる少し前の6歳くらいから、小学校中学年くらいのお子さんたちに「ペンギンの生態」がわかるように書かれています。
タイトルに“ヒナ”とあるように、特に親のペンギンが卵を温め続けてヒナがかえるまでのところを一番丁寧に説明してくれています。
こうやって見ると、ペンギンの子育てって、動物の中でも特に過酷なような気がします。
ヒナの成長が分かりやすいように、季節を追ったヒナの成長を描いているページもあるので、とても分かりやすかったです。
日本では水族館に行かないとなかなか会うことのできないペンギンですが、絵本を読んでいるうちにとても身近な存在に見えてくるから不思議です。