亡くなったおじいちゃんの棺のそばで、少年の頭に思い出が駆け巡ります。
読んでいて涙があふれてきました。
祖父が亡くなった時、初めて自分が経験した身近な死が、どうしておじいちゃんだったのか、優しい祖父、怖い祖父、頑固な祖父、心の支えだった祖父を心に駆け巡らせました。
自分の知らなかったおじいちゃんがいます。
掘り起こしてみれば、数知れないおじいちゃんとの思い出があります。
でも、おじいちゃんはそこに眠りについたまま、帰ることのない場所に連れて行かれます。
絵本中にこれほど哀愁を盛り込めるなんて。
チョッピリ客観的になってみました。
それから、自分も孫の心に精一杯思い出を詰め込めるじいじになりたいと思います。
子どもがお父ちゃんになるまで、まだまだ先は長そうです。