うちの上の子が、最近ヨーロッパの歴史ものに凝っていると、話したところ、
よく行く図書館の司書の方に薦めていただきました。
朝読用に用意したのですが、ちょうど、春休みだったので、普通に(家で)読んでました。
第二次世界大戦に巻き込まれたユダヤ人の姉妹の物語です。
ユダヤ人迫害のナチスドイツの話は、「アンネの日記」を筆頭に、かなりの数の児童書が出ていますが、これは、これまで読んだり聞いたりしてきたものとはちょっと違った目線で描かれた物語でした。
第二次世界大戦中、ヨーロッパのいくつかの国が中立を守っていたのは知っていましたが、
中でもスウェーデンでは大戦前にユダヤ系の子どもたちを500人、
その後1942年以降は、ナチス・ドイツに迫害を受けたユダヤ人を
何度となく受け入れてくれていたそうです。(その数約7千人)
物語もとてもよかったのですが、訳者の菱木晃子さんの後書きを読んで、この児童書の感動レベルがさらにアップしました!!
残念ながら、うちの子事態は私ほど感動はなかったようですが、それなりに面白かったそうです。
私は読んでいて、主人公のステフィが「赤毛のアン」のアンと似てるな〜と、何度も思いました。
そっくりというわけではないんですが、養女としての立ち位置や、
友達とのやり取りや、ガンバリ屋で負けず嫌いで、自分を曲げないとことか…。
続きがあるようなので、続編楽しみです。
中学生、高校生のお子さんにお薦めです。