新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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さすが、富安さん! 富安さんらしいメリハリがあって、ちょっぴり勇気のいる冒険物で、素直に面白かったです。 普通河童の物語というと、人間の子どもとの交流ものなどが多いですが、この物語には河童と動物たちしか登場しないところが、他の河童が出てくる作品と大きく違うところかな? また、巻末の裏表紙に本文の中では直接描かれていなかった「河童文字」の五十音表が書かれていて、笑えました。 イラストを書かれた広瀬弦さんの紹介の一覧を見ると、なんと、「河童」関連の物語が多いことにびっくりしました。 もしかして、広瀬さんは河童が大好きなのでしょうか? 文字の大きさやスペースのレイアウトを見ると、小学校中学年くらいにお薦めしたい作品です。 それほど長い物語ではないので、す〜と、楽しく読み切ることができます。
投稿日:2010/12/08
とどろヶ淵に住んでいるカッパのメッケが主人公。 カッパは目が良くないのだそうです。でも、メッケは違います。とてもよく目が見えて、なんでも探してみつけられるので、「メッケ」です。 年に一度のお祭り、相撲大会の日に、滝の水がなくなるという大事件が起こります。 メッケは謎が知りたくて、初めて、とどろヶ淵から外へ出ていくのです。 カッパなのに、水がなくても大丈夫なんだろうか??頭のお皿は?とドキドキしながら読んでいきました。 そして出会った3匹のカッパとともに水がなくなった、謎をときにかかります。 過去の歴史にもさかのぼり、悲しい出来事も知っていきます。 最後は祈るような気持ちで読んでいました。 ドキドキして読み終わった後、見開きのカッパ文字解読一覧にほっとして、笑えました。
投稿日:2012/03/26
川に水が流れていないことに気がついた河童のメッケ。メッケはその原因を探す旅にでます。途中、出会った藤淵のソッカや鐘ヶ淵のヨイショとコラショも、その旅に加わります。そして、やっと川に水が流れていない原因をつきとめたとき、解決するためには、いけにえが必要だということを知るのです。 いけにえとして、ミッケは穴に飛び込みますが、これを「自己犠牲」ということばで括ってしまうとするならば、私はそれには抵抗を覚えざるを得ません。 「自己犠牲」は良い言葉のように聞こえますが、実はとても残酷で無責任な言葉だと思います。誰かを犠牲にしなければ成り立たない社会であってほしくありません。 だから、穴に飛び込んでしまったメッケを取り戻すために、残されたソッカ、ヨイショ、コラショは力を尽くします。メッケにみんながおんぶするのではなく、彼らもメッケと同じように責任をもって自分のできることをしたのです。 それをしなかった先祖たちは、いけにえになった河童を321年以上ものあいだ、地上をさまようカゲにしてしまいました。そして、いけにえにした河童のことも忘れ、そのカゲはこれからもずっとさまよい続けるしかないのです。 「自己犠牲」、聞こえは良いですが、これが善行として推奨される社会にはしたくありません。暮らしのなかに、いろいろ問題はあるかもしれませんが、それは「自己犠牲」でなく、小さな「親切」や「やさしさ」や「思いやり」の積み重ねで解決していくものだと思います。 小学中学年〜の子どもたちに向き。
投稿日:2010/07/16
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