とてもおいしいおそばを打つてんぐがいました。
山神さまや山の仲間にごちそうするだけではものたりず、
もっとたくさんの人に自分の打ったおそばを食べてもらいたくなりました。
そこでなみ木通りで「天狗庵」という店をオープンさせたのですが、
なかなかお客さんは来ません。
「引越しそば」も「年越しそば」も知らないてんぐですが、
クリーニング屋さんの応援もあり、徐々にお客さんがふえてきます。
石臼でそばの実をひくとか、新商品「そば粉のどらやき」の開発など、
てんぐのこだわりがおもしろかったです。
商売って大変ですよね。
おいしければ売れるってわけでもなくて。
絵本ではなく童話ですが、ほとんどのページにすてきな絵があり、
小3の娘はいっきに読んでしまいました。
こういう楽しいお話のおかげで、どんどん本が好きになっていくようです。