子供のころから雪が大好きだったウィリー少年。
顕微鏡で初めて結晶を見たときの感動をずっと持ち続けて、雪の結晶の写真を撮ることに生涯をささげたベントレーの話。
好きだからこそ続けられる。でも好きだというだけで50年以上も雪の研究をし続けられるというのはある意味うらやましくも思います。
実際は自分の生活だったり才能の限界だったり、様々な要因が重なり自分の夢を貫けないのが現実。
大学で学んだわけでもなくすべて独学で雪の研究をし続けたベントレーの継続力は、大したものだと心から思うのです。
読み聞かせは5年生と6年生にしました。
結構長い話で、しかも大笑いや驚きもあまりない話なので、読み終わり直後の様子は、反応が良かったとは言えないと思います。
(いい話ということは伝わったと思いますが。)
ただしそれは予想できました。
そして絵本では、残念ながら「肝心の雪の結晶の写真」がほとんどありません。版画の絵がとてもきれいで遠目でもわかりやすいのですが、そこにも結晶の絵はほとんどありません。
なので補足的に資料を用意したり、雪の結晶がわかる絵本を一緒に読んだ方がいいと思いました。
関連本を読むことで子供たちは「おお〜!」と歓声を上げてくれました。印象付けにもなったと思います。
今回読み合わせた2冊です。参考までに。
・写真集「Snow Crystals」(W.A.Bentley)
・「きらきら」谷川俊太郎 作・吉田六郎 写真
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読み聞かせた学年:5年・6年
子供の反応:★★★★☆(関連本を含めて)
読み聞かせの所要時間:13分程度