くまの子が、森のパンやさんにお使いに行きます。
ところが、パンやさんはおやすみ。
来た道をもどっていると、ふくろうやもぐらのおかあさんが、
あかちゃんをだっこしているのを見て、
くまの子は、おかあさんに会いたくなり、かけだそうとして・・・
せっかく、お使いに行ったのに、パンやさんが休みで、
とっても悲しかったと思う。
さらに、どうぶつたちのだっこを見て、うらやましくなり、寂しさをおぼえたと思う。
だから、カンガルーのおばさんにだっこされても、
おかあさんが恋しくて泣いてしまったのでしょうね。
きっと、それまで我慢していたんだろうな。
カンガルーの夫婦からもらったたくさんのパンは、
頑張ったご褒美なのかもしれない。
そしてなによりのご褒美は、おかあさんのだっこ。
良かったね。
くまのこの笑顔がとても幸せそうで、
なんて優しい気持ちにさせてくれる絵本だろうと思いました。
このくまのこの小さな冒険は、3歳くらいからのお子さんにおすすめ。