100万回も生き返っていろんな飼い主に愛されてきた経験を持つねこですが、
これまで一度も、自分を好きになったことがなかった。
何回も生き返ったあげく、自由なのらねこになったねこ。
自分が愛した、たった一匹のねこに愛されたねこは、
その後もう、生き返ることはありませんでした。
だれかを愛せるというのは幸せなことだと
この本は教えてくれます。
それは、夫婦でも、親子でも、同じこと。
絵本ですが、大人向けの深いお話です。
3歳の息子はもちろん、
この本にそんな深い意味があるとはつゆ知らずですが、
ただ猫が何回も生き返り、
いろんな飼い主が現れては消えていくという
変化を楽しめたようです。
そして、最後にねこが大好きになった白い猫がいなくなって、
ねこが本当に始めて悲しくなったということも、
ちょっと分かったみたい。