表紙を初めてみたとき、
むらさきがかったピンク色の花のあまりの美しさに、
言葉がでないほどの感動を覚えました。
「きせきのお花畑」ってどういうことだろう・・・
舞台は、南アメリカにあるアタカマ砂漠。
400年ものあいだ、一粒の雨も降らないところもあるほど、
とても過酷な自然環境のなか、
一年に一度だけ奇跡が起こります。
「カマンチャカ」とよばれる霧が届けてくれる水滴のおかげで、
1年のうちのたった1週間だけ、
砂漠一面に美しい花が咲き誇ります。
世界にはこんな不思議な素晴らしい場所が
まだまだあります。
子どもたちがおとなになっても、この先ずっとずっと
美しい世界が続いていくことを願って、
子どもたちに紹介したいと思います。
おはなしがやや長めなので、
小学校高学年から中学生を対象にした
ブックトークがおすすめかと思われます。