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あきやまただしさんの、今までとは違う作風にまずは驚きました。 石を積み上げて塔をつくる 元・絵描きの男の一生が描かれています。 人には居場所と仕事、そして応援する人、共に歩む存在が大事なのだと思いました。それらが仕事と結びつく時、人は幸せです。満足して一生を終えた男の穏やかな顔が印象的でした。 この絵本を読んで、『シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫』(「たくさんのふしぎ」2003年2月号)を思い出しました。これはノンフィクションですが、同じように石を積み上げて一人で建物を作った人の話です。こちらも併せて読んだら興味深いと思います。
投稿日:2016/01/06
このお話は、ホームレスから自分の家と仕事を手にした男のお話でした。ホームレスの男は自分の寝床を作っていただけなのにそれがみんなから注目されるイベントみたいになって、それが仕事になって。そして顔家族もできてとっても幸せな一生を送っていました。なんか夢があって素敵なお話だと思いました。
投稿日:2015/02/19
親子の関係には血の繋がりは関係ないんですね。自分にとって仕事って何だろう、そんな事を考えさせられた本でした。出来るだけ多くの人に喜ばれる仕事がしたい。そう思いました。静かに生涯をとじた男にとって積み上げ続けた石の塔は彼の生きた証そのものです。
投稿日:2014/11/26
あきやまだたしさんの絵本だけど、 ずいぶんと雰囲気がちがうなぁと思わず手に取りました。 石を積み続けたおとこの人のお話。 まわりから たすけられ、もとめられて石を積んだ男。 石を積むこととがしごととなり生きがいとなったことをふりかえり、 案外そういうものなのかもという言葉が深いなぁと ため息が出ました。 そういうものだったら何だか幸せだなと感じました 働くってなんだろう? 仕事選びって?何がしたいのかわからないなという 少し大きくなってきた子供たちの焦りに ゆったりと前を向かせてくれるよう絵本です。
投稿日:2018/05/10
8歳の息子と読みました。 住むところがなくて、 ひろばに石を積んだ建物をつくり、 雨風をしのごうとした男。 最初につくった建物ではすぐに倒れてしまい、 図書館へ通い、丈夫なつくりにするための研究をして、 小さな男の子まで引き取り、 町の人たちも見方につけて、 長い年月をかけて、塔をつくっていきます。 なかなか実際にはないようなお話ですが、 あきらめずに、ひたむきに、 何かにうちこむことの素晴らしさが、 ジーンと伝わってくる一冊です。
投稿日:2014/11/04
あきやまさん自身に何か今まで違うものを作りたい。というのがあったのでしょうか? これまで読んできた作品とはかなり質が違うものでした。どちらかというと芸術的なにおいがしました。 大人の男の人の描き方もあきやまさんの個性が出つつ、また違った印象で素敵でした。 「石」に一生をかけてた男の話。生活は大変だったでしょうが、こういう人生もいいかもね。と、思えるものが伝わってきました。 ハッキリしていて見やすいので読み聞かせにもお薦めです。 将来の進路のことを漠然と考え始める小学校高学年以上から、 もちろん、進路が現実的になってくる中学詩高校生のお子さんたちにお薦めします。
投稿日:2014/05/14
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