この絵本はタイトル通り「雨の日の風景」を描いています。
主人公の女の子は4,5歳くらいでしょうか、雨の日に一人でお外に出かけていきます。
そして出会ったかたつむり、あじさい、おたまじゃくし(とカエル)たちに次々と自分の持っているカサ・長靴・カッパを貸していきます。
順番に黄色いカサと黄色いカッパと赤い長靴を渡していく過程!
「ちびくろサンボ」みたいな展開じゃないですか。もちろん取られたのではなくて、好意で貸してあげてるんですけど。
帽子がなかったのが残念です。いっそのこと帽子を使ったやり取りも描いてくれればよかったのになと、思いました。
江頭さんらしい優しい線と色合いの可愛らしい絵で、
雨の音も同様に出てくるような楽しい擬音
ぽた ぽた ぽったん
ぴた ぴた ぴったん
で、よかったです。