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蚊とうし」 ママの声

蚊とうし 作:ヒョン・ドンヨム
絵:イ オクベ
訳:おおたけ きよみ
出版社:アートン
税込価格:\1,650
発行日:2004年07月
ISBN:9784901006774
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,485
みんなの声 総数 8
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  • 美しいイラスト

    表紙の、大きく描かれたうしの顔のドアップに惹かれて、手に取りました。
    自分では働かず、黙々と働くうしの血をはらいっぱい吸って生きている蚊とハエ。うしがハエを尻尾で叩き落としたことを聞いた蚊は、「うしなんかなんでもない」と、あちこち刺しまわって、いい気になります。
    うしの毛一本一本まで丁寧に描かれたイラストが、とても美しくて見惚れてしまいました。

    投稿日:2021/09/02

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  • ちょっとしたユーモアのある絵

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    正直、読んだあと、すっきりしました。
    あんなふうに生意気な蚊には
    「いい気味」と思ってしまうぐらい。

    あまりハエにもいい印象はありませんが、
    この絵本では謙虚な感じが好ましく、
    毎晩、寝ているときに蚊の音がすると
    起きて蚊退治を夫婦でしている身としては
    蚊の態度にますます蚊が嫌いになるぐらい(笑)

    写実的だけれど、
    ちょっとしたユーモアのある絵が
    とてもよかったです。

    投稿日:2020/08/06

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  • 牛サイドで物語を見てしまいました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    韓国の絵本10選というシリーズのようです。
    なかなかユニークな物語でした。ラストに思っていた通り、鼻持ちならない「蚊」が、あまりいい気になっていたため、ついに自滅してしまうところが、儒教の国のお話!って、感じがしました。

    イ・オクベのイラストがとても凝っていて、素敵でした。
    このお話では牛が、蚊やハエにとっては怖い存在のはずなのに、描かれているイラストの牛のつぶらな瞳が、とてもかわいくて、どちらかというと、私個人は牛サイドから物語を見てしまいました。
    ハッキリしていて見やすい絵本なので、お話会でもお薦めできます。ただ、意外と文章が長いので、あまり低学年のお子さんでは飽きてしまうかもしれません。

    投稿日:2009/11/10

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  • 韓国の昔話かな?

    一度した失敗を糧に謙虚なハエと、天狗になってどうしようもない蚊の話。
    痛烈な風刺もこめられており、向こうの昔話なのかなぁと親しみを覚えつつ読みました。
    身分社会など知らぬ娘は、単なる蚊とうしの対比として「ほんとに馬鹿だねぇ〜」と蚊にツッコミなんぞ入れておりました。

    おもしろかったのが読んだ直後。
    ブンブンブ〜ンと蚊が飛んできたので、スプレーをひとふき!
    すると絵に書いたようにポト〜ンと落ちてき、思わず「調子に乗るからやんねぇ」と絵本に重ね合わせて笑いあいました。
    そんな風にも読み取ることができ、小さい子でも楽しめるかと思います。

    ところで。とても細密に描かれた絵ですが、ハエに針ってあるんだ?!

    投稿日:2008/11/14

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  • 弱い犬ほどよく吠える

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    威勢良く相手を罵倒する蚊と、寡黙で冷静な牛。
    体の大きさを考えなくても、どちらのほうが強いか分かります。
    蚊にもう少し謙虚さや、思量深さがあれば、あんなことにはならなかったでしょう。

    韓国の児童雑誌に1949年に発表された寓話だそうです。
    牛を労働者を重ね合わせて、楽して暮らす蚊やハエを批判しているようです。

    絵は、美しく細かい優しい線で描かれています。
    ちいさな子どもでも楽しめると思います。

    投稿日:2007/08/16

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