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戦争と、老いっていうのは 子どもには遠いと感じられるテーマだと思います。 でも、この絵本の切り口は、 子どもにもわかりやすく、 戦争の悲しみや、老いをうけとめていこうという気持ちが 伝わってきます。 戦争をしてはいけない。戦争はよくないっていうことを もっともっと大人が伝えていかないといけないと思います。 古い戦争の本だけにたよるのではなく、 新しい戦争の本が出ることはとてもよいと思います。
投稿日:2015/03/26
とても寂しい話ですが、とても心が温かくなり、優しい気持ちになれる絵本です。認知症になってしまったおばあちゃんを優しく支える家族。とても優しい女の子も凄く素敵で、同じ認知症を持つ家族がいる私は心が熱くなりました。この家族の様に、私も認知症の叔母を優しく支えて行かないといけないと改めて思いました。忘れても、いいんだよ。私もそう言ってあげたいなと思いました。
投稿日:2015/03/20
1冊のお話に,老いによる認知症/戦争のこと,と2つの要素が出てきます。 5歳幼稚園年中さんの娘に読み聞かせましたが,よく聞いていたものの幼児だと理解はまだ難しそうな印象でした。 内容を理解できるのは小学校中学年くらいからでしょうか!? 深いお話ですが,知っておくべきお話でもありますね。 沖縄の言葉や料理も出てくるのもまた深い味わいを感じました。 親の私はぐっときました。
投稿日:2016/01/18
タイトルと表紙から予想したように認知症のお話でした。 最初はまだ沖縄料理のお店で元気に働くおばあさんの様子が描かれていて、お客さんとのやりとり等、しっかりとその後の伏線が張られていました。 辛い思い出も認知症で忘れてしまったから、笑えることもある…たしかにそんなこともあるのかもしれませんね。 おばあさんの家族がやさしくあたたかくしっかりとおばあさんを支えてくれていていいなと思いました。 「わすれたって、いいんだよ」。
投稿日:2015/03/19
女の子のおばあちゃんは沖縄出身で、神奈川県川崎市で、女の子のお母さんと一緒に沖縄料理店をしています。 おばあちゃんが作る料理はどれも美味しいので、お客さんは一度食べたら忘れられません。 ただ不思議なことに、おばあちゃんは「ムーチー」という料理は作れませんし、自分の誕生日を祝おうとしません。 女の子は不思議に思うけれど、理由を教えてもらえません。 そんなある日、おばあちゃんは、認知症になりました。 かかってしまったら悲しいはずの認知症。 けれど認知症になったことによって、おばあちゃんは、忘れられなかった悲しい出来事を忘れることができました。 「わすれたって、いいんだよ」 「なんくるないさー」 女の子やお母さんの、おばあちゃんへの思いやり。 それがあふれ出るような、優しい優しい絵本です。
投稿日:2021/09/27
すごく考えさせられる絵本でした。こういうこともきっとあったのだと思い、涙が出てきました。忘れてはいけないことだけど、それをずっと引きずってきたおばあちゃんは本当に辛かったと思います。「わすれたっていいんだよ」の言葉は心に刺さります。苦しむ必要のない大勢の方が犠牲になって、戦争のない世界が訪れることを願っています。今の私たちは忘れてはいけないけれど、自分の幸せを感じられるように「わすれてもいい」こともあるのだと思います。
投稿日:2019/12/03
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