2歳11ヶ月の息子に読んでやりました。木に引っかかっていた小さな雲を使ったパンは、ふわふわ飛んでいくし、それを食べても体が浮く。そのパンを食べて遊んだり、満員バスで大変そうなパパを助けてあげるという本です。
とてもおもしろい視点だな、と思いました。空を飛びたいという幻想をパンを通してかなえてもらう。なかなか珍しい展開だと思います。外国の作家さんらしいと思いましたが、決して浮いてしまうような本ではありません。切り絵のような絵でも珍しいですが、とても素朴。パパへの思いやりもあって、いい家族が描かれている、いい本です。
息子は、この不思議なパンが食べたいと、十分ストーリーを理解できたようですし、おもしろいみたいです。ふわふわ飛んでいる様子をぬいぐるみを使ってやったりして、イメージをさらに膨らませてやりました。こんな夢のお話なら、息子と楽しく語れる、と思いましたよ。
是非、お話が好きなお子さんに読んであげてください。