手をテーマにした『てをみてごらん』を読んで手にまつわる本って意外に多いことに気付き、自分なりのセレクションを作りました。その時にも入れたのがこの本です。
このセレクションをぜひ紹介してほしいという声があり、図書館でずっと借りて手元に持っていました。
そして、あの大地震。
言葉もなくレビュー投稿など書けない、日々普段と変わりなく穏やかな暮らしができることが、被災地の人に申し訳なく感じる日々でした。
でも、被災していないからこそ、被災地の方々が復興できる時にお手伝いができるのだということに気付きました。
この絵本のカバーには、
手は「事故や戦争や障害で手がつかえない人たちの『手助け』もできるのです」と訳者の谷川俊太郎さんの言葉があります。
そう手をつないで仲良くするのも手なら、手助けをするのも手なのです。
被災しなかった私にできること、それは今後手助けをすることなのです。
だから、日々の暮らしに感謝し、精神と健康を健全な状態に保つこと。
こんな時だから、子どもには絵本の読み聞かせなのです。
被災地にいる友人は、自分の絵本を避難所に届けて、子どもたちに読み聞かせをしてとても喜ばれたそうです。
被災地の人々は笑顔で頑張っておられると聞きます。
レビュー投稿でありながら、趣旨と段々とずれてきたのかもしれません。
「がんばろう!日本」「がんばろう!子育て」、もしこの絵本が読める状態の人は絵本を開くことから始めませんか。