お話にライオンやオオカミが出てくると
どうせ悪いやつなんだろう・・とか
怖い!というイメージが定着してます。
このお話もぼくと遊ばないと食べちゃうぞ!という
文章が最初にあります。
一緒に遊ばないと食べられる。
でも一緒に遊んだからって食べられないとは限らない。
だからどちらにしても、ひとりぼっち。
バナナを拾い、これを食べさせれば遊んでくれるかな?と
想像します。
そしてみつけたうさぎを人質のようにし、
うさぎに別の動物、その動物にはさらに別の動物を
いう感じで仲間を連れてきてもらってます。
そんなことしないで、素直に遊ぼうよ!と言えば
いいのに〜とだんだんライオンが情けなく見えました。
最後はみんなでダンスして、みんなでバナナを食べるんですが、
動物の数が増えるたびに、ニコニコするライオンが
ちょっとかわいらしなとも思いました。
【事務局注:このレビューは、2008年刊行に寄せられたものです。】