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300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート」 ママの声

300年まえから伝わる  とびきりおいしいデザート 文:エミリー・ジェンキンス
絵:ソフィー・ブラッコール
訳:横山 和江
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2016年05月30日
ISBN:9784751528150
評価スコア 4.69
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  • デザート作りにも歴史あり

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    時代の異なる4つの家庭のデザート作りの様子を描きます。
    道具がどんどん便利になっていったり、デザート作りにも歴史ありと思えました。
    4歳と6歳の子に読みましたが、双方「このデザート食べたい、作りたい」と言っていました。
    親的にはあとがきを読んだ後、改めて人物や歴史背景についても考えさせられました。

    投稿日:2017/11/01

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    2
  • 300年前から伝わる家庭の味!

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    お菓子作りの絵本を探していたら見つけました。日本ではあまり馴染みのない、ブラックベリー・フールというデザートの作り方が載っています。

    まだ、冷蔵庫もない時代、300年前からイギリスのライムという町で作られていたレシピから紹介されています。

    それだけでなんだかワクワクしますね。これをみて、なんだか日本の和菓子とは違う、家庭でスイーツを作るオシャレな文化を感じました。
    お菓子好きな方ぜひ。

    投稿日:2019/02/04

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    1
  • ブラックベリーフールを通して知る歴史。

    300年前から伝わるというブラックベリーフールをめぐる4世代のお話です。

    300年前は、こんな泡だて器で、こんな冷蔵庫だったんだね。
    小2の息子はといえば、
    泡だて器と冷蔵庫の移り変わりに一番興味をそそられたようです。
    私はといえば、
    奴隷の母娘が農場主のために作るシーンが一番心に残りました。
    二人は、後片付けの際、物置に隠れてこっそりボールに残ったブラックベリーフールをなめます。
    ボールについたクリームをなめるのですら、物置に隠れて行っていたなんて。
    なんとも切ないページです。
    でも、押しつけがましさは一切なく、
    ブラックベリー・フールを作る人として、自然に描かれています。

    ずっと母と娘で作ってきたブラックベリーフールですが、
    現代は男の子とお父さんが作ります。
    お父さんは、ネットでレシピを調べます。
    最後は、人種も年齢も性別も超えて、みんなで楽しくいただきます。
    お菓子の歴史から、道具の歴史、人々の歴史など、暮らしの変遷が見えてくる、素敵な絵本でした。

    投稿日:2017/06/12

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    1
  • 作ってみよう!

    図書館のおすすめコーナーで見つけました。
    1710年、1810年、1910年、2010年それぞれの時代で 「ブラックベリー・フール”」という『とびきりおいしいデザート』を作り、それを囲む人々の様子が語られています。
    使用する道具や手間などが変化していくのが楽しい。でもボウルを舐めたくなる気持ちに変わりがないというのもまたいいです。
    それまではお母さんと娘が作っていましたが、2010年では男の子とお父さんがブラックベリー・フールを作っています。「男子厨房に入らず」の時代は、もうありませんね。
    読み応えのある絵本でした。

    投稿日:2017/01/07

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    1
  • ブラックベリーフールの歴史

    300年前から伝わる、ブラックベリーフールというデザートについての歴史をたどる絵本。
    1710年には、生クリームを小枝を束ねたもので泡立てていたのが、時代と共にブリキの泡立て器に変わり、更には鉄の泡立て器、最後は現在の電動泡立て器に変わります。
    時間も格段に短くなり、保存方法にも変化が。
    作っている様子、食事風景などから、時代背景も感じられ、2番目の奴隷の親子が、物置に隠れて、器に残った生クリームをこっそり食べる姿はなんだか切なかったです。
    最後にブラックベリーフールの作り方が載っています。
    とても簡単ですし、私はこのデザートを初めて知ったので作ってみたくなりました。

    投稿日:2021/03/30

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  • 時代を超えても

    • 虹花さん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子14歳

    ブラックベリーフールというデザートを数百年前から現在まで、それぞれの家庭で作られる様子をたどっています。
    最初は木の枝をまとめた道具でクリームを泡立てていたり、ブラックベリーを自分で取りに行くなど作るまでもつくるのも大変だったのがだんだん便利になっていきますが、どの時代の親子も最後は同じことをするところが楽しいです。
    小さい子供に読んであげる時は、時代の流れで「だんだん便利になってくるねぇ」だけでも楽しめます。
    大人が読むときには時代背景も考えながら読むことが出来て考えを深めることが出来る本です。
    (最後に解説がついているので)

    投稿日:2020/07/23

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  • 食べてみたい。

    イギリスのライムという町で300年前から伝わるブラックベリーフールというデザートの作り方の絵本です。
    すごい伝統のお菓子なんですね。
    家庭でも作れるのがまたいいですね。
    それぞれの国に地域に伝統的なデザートがある、素敵ですね。

    投稿日:2020/01/15

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  • 文化史的にも面白かった

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    よくお薦めされていたので、図書館で借りて読んでみました。

    ブラックベリー・フールという、
    食べたことはないけれど
    美味しそうなデザートにブラックベリー・フールまず惹かれました。

    ただ、この話のすごいところは
    4つの時代にわけて、
    同じブラックベリー・フールも
    材料の集め方、作り方、保管の仕方、作る人の違いなど、
    時代によって、様々な違いを
    わかりやすく伝えてくれ、
    文化史的にも面白かったです。

    投稿日:2019/07/24

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  • 『A FINE DESSERT』が原題。
    なんとも惹きつける題名と、スタイリッシュな絵にワクワクです。
    ブラックベリーなどを使う、フルーツ・フールは、西欧文明最古のデザートの一つだそうです。
    そのブラックベリー・フールは、生クリームを泡立て、つぶしたブラックベリーを混ぜて
    冷やすシンプルなものですが、時代によって、道具や作り方が違うのですね。
    1710年、1810年、1910年、2010年と300年のスパンで描くと興味深いです。
    収穫の仕方、作業する道具や人々の違いが、くっきりと浮き上がってきます。
    一番の違いは冷やし方でしょう。
    そう、冷蔵庫がない時代はこんな風にしていたのですね。
    夕食のシーンや、人々の服装、家具調度にも注目したいです。
    さりげなく描かれた黒人の給仕も作者が伝えたかったことだと、あとがきにあります。
    原題のシーンでは、男の子とお父さんがネットでレシピ検索、作るというのも今風です。
    ともあれ、いつだって後片付けのお楽しみ(!)に、そのおいしさが凝縮されています。
    レシピも添えられていますので、たまらないです。
    やや長い歴史話ですが、繰り返しが楽しくて見どころがいっぱいです。
    小学生くらいから大人まで楽しめると思います。

    投稿日:2017/05/25

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  • イギリスに伝わるデザートの作り方。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    巻末には「ブラックベリーフール」の材料と作り方が載っています。
    「ブラックベリーフール」というのはイギリスに古くから伝わるデザートで、調べてみたら「フール」=「バカでも作れる簡単なデザート」という意味らしいです。すごくおいしそうなデザートなのに、ちょっとかわいそうな命名ですね〜。

    この絵本では歴史を遡って、4つの家族のそれぞれの時代のやり方で、「ブラックベリーフール」を作って見せてくれます。
    もちろん、食べてもおいしのでしょうが、お母さん(またはお父さん)に教わりながら、一生懸命お手伝いをする子どもたちや、後片付けで食器になどについた「ブラックベリーフール」の残りをすくい取ってなめる子どもたちの姿も描いてくれていて、見ていて微笑ましかったです。

    300年分を遡るので、やや長いお話ですが、見応えは十分です。
    各時代の作り方とともに、使用する道具なども変化していくので、人間の生活様式の変化も見ることが出来ます。
    あと、ジェンダーフリーを意識して描かれているのか、4家族中過去の3家族はお母さんと女の子が作っているのに、割と現代に近い最後の家族はお父さんと男の子がこの料理を作っています。
    細かいところまでいろいろ楽しめます。
    ぜひ手に取ってみてください。そして、せっかくですから材料を集めて作ってみましょう!

    投稿日:2016/09/18

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