ハロウィーンランドの王様、ジャックは、脅かすのに飽き飽き。クリスマスタウンに入ってその輝きに驚き、ランドのみんなにそれを伝えます。「僕達もサンタになりたい!」という想いが伝わります。サンタを誘拐したハロウィーンランドの者たちは、ジャックをにせもののサンタにして、愛犬ジャックの鼻をトナカイの光る赤い鼻代わりにして、プレゼントを配ります。でも配ったものがハロウィンらしいものばかりで、呪いがついていたり、怖いベアだったり、、、、悲鳴だらけ。とうとう、打ち落とされてがっかりするジャック。そこへサンタがなぐさめにきて、雪をふらせてくれます。
誰だってそれはもちろん、嫌われるより好かれたい。みんな、サンタになりたいでしょうね。でも自分を生かす道を探す気にもさせてくれるような絵本ではあります。
もっとみんなに救いがあると良いですが、それでもなかなかの絵本だと思います。