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ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

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島ひきおに」 ママの声

島ひきおに 作:山下 明生
絵:梶山 俊夫
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1973年02月
ISBN:9784033300207
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,088
みんなの声 総数 51
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41件見つかりました

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  • よくやった おじいさん!

    友達との経験値が増えた娘に再読。
    ワクワクして聞いていた娘、だんだん静かに……詠み終わっても静かなので目をやると、「もう、なんて悲しいお話なん。涙が出ちゃったやん」

    いや〜、「これを読んで『よくやった、おじいさん!』と思う人だっているかもよ」と話したら、「えぇぇ、そんな信じられへん! だってひどいやん!」とお怒り。
    よく育っておいでです。
    絵本から寝室までゆっくり立ち戻って、じっくり絵を眺めて反芻していたので、昔話における鬼の存在について話しました。
    本当に人間を食らう化け物ではなく、忌み嫌われる者、集団と少し違っているがためにのけものにされた者という描かれ方が多いということを。

    少しオマセな小2の心に、いろいろいろいろ呼び起こしたようです。
    せめて『泣いた赤鬼』のように、同属の友達がいたらよかったのになぁと話し合いました。
    うん、友達との関りがややこしくなる3〜4年生からどうでしょう。

    ようやくグレーな終わり方の話が楽しめるかな。「おにたのぼうし」いくぞー。

    投稿日:2007/05/25

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    3
  • 物悲しいお話でした

    このお話に出てくる鬼は、悪さなどせず、ただ遊び相手が欲しいだけの、寂しがり屋の鬼。
    けれど対峙している人間にしてみれば、人に害をなすものか否かなど分かる筈もない。
    だから排除しようとする。

    けれど、鬼の立場から見ていると、人間の対処の仕方も、狡猾で、どっちが鬼だか・・・という気がしないでもありません。

    島を引きずって海の中を歩く鬼が、何だか哀れに思えてなりませんでした。

    投稿日:2020/07/13

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    1
  • 余韻のある結末

    • 紗世さん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子7歳

    朝読書の時間に、5年生に読み聞かせしました。

    最初は「日本昔話か、ふ〜ん」という顔で聞いていた子ども達が、
    おじいさんが犬の骨を置いて帰る辺りになると、
    身体を前に乗り出して、みんな聞いてくれました。

    人間たちと仲良く遊びたい、子どものように無邪気な鬼。
    鬼を怖いものと認識しているので、どうにか去って欲しいと願う人間たち。
    5年生には、どちらの気持ちも理解できると思い、選びました。

    ”今でも鬼は 流れ続けておるかもしれん”
    余韻のある結末が、切なく心に残る本でした。

    投稿日:2010/12/04

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    1
  • 辛いお話だけど読んで考えたい絵本

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子8歳、女の子6歳、女の子1歳

     ハッピーエンドでないお話は、読んだ後何だか心が苦しくて、好きではないのです。でも、このお話のおにの寂しさや悲しさ、人間の偏見や悪知恵によるひどい仕打ちから大切なことをいっぱい学ぶように思います。 とてもせつないお話なのですが、是非読みたい一冊です。
     子どもたちの学校の学習でも使用されることがあるようです。子どもといっしょに泣いたり怒ったりしながら、考えたい絵本です。

    投稿日:2009/03/02

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    1
  • 親子で読んで、大正解!

    • そうなんださん
    • 30代
    • ママ
    • 徳島県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    長女が、小学校の読み聞かせで読んでもらい、「良かったよ。」と教えてくれました。さっそく借りてきて、次女も交えて読んでみました。

    「なんぼか むかしの はなしじゃそうな。」と読み始めると、自然に優しく、ゆったりとした口調になります。

    お友達の欲しかった優しい鬼は、’鬼’であるために人間に受け入れられずに、だまされて・・・。読んでいる私はついついウルウル。
    静かに聞いていた次女は「(鬼さん)うちに来たらいいのに・・」と二度もつぶやいていました。
    それを聞いた私は、またもウルウルです。
    わが子の気持ちが分り、うれしかったです。

    小学校での朝の読み聞かせでも、是非読んであげたいです。(朝の読み聞かせは明るい元気な絵本が良い。と聞いたことあるけれど、そんなの関係ない!と思えてきます。)

    投稿日:2008/02/03

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    1
  • 孤独と愛の問題だそうです。

    • じゃっどんさん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子9歳、男の子7歳

    もうすぐ節分で、「絵本ナビ」の評価も良かったのでこの本を3年生の読み聞かせで使ってみました。

    作者の故郷、広島県の能美島のすぐそばの敷島という無人島があります。もとは、鬼が引っ張ってできた島…引島(ひきしま)とよんでいたそうです。

    この島に赤いけむくじゃらの鬼がひとりぼっちですんでいました。毎日、さみしかったので通りかかるものや人や鳥などに「あそんでいけ!」と声をかけるけれど、鬼の居る島なんて誰も寄り付きはしませんでした。

    嵐で助けを求めてやってきた漁師たちに人間と一緒に暮らす方法を教えてもらったけれど・・・努力して人間のところに行ってもみんなに追い出されてしまいます。

    さみしさの残るそして何か考えさせられる絵本ですが、この島の本当のお話は、鬼は力尽きて死んでしまうそうです。しかし、作者の山下明生さんは、この鬼を死なせたくなくてどこまでも海の中を歩かせたそうです。

    娘の学級で読んだのですが、帰ってから、お友達が「面白かったって言ってたよ〜。」という言葉を聞いて、なんだかいろんな意味でほっとしました。
    こういう絵本は、最近作られていないのではないでしょうか?とてもいいと思います。

    投稿日:2008/01/31

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    1
  • セオリーを破って

    お話会では「ハッピーエンドの本」を選ぶのが一般的ですが
    子どもたちが大好きな日本の昔話であることと
    迫力のある絵に魅了されて読んでみました。

    退屈な話だと容赦なく大あくびを浴びせられる
    シビアな4年生のクラスで読みましたが
    じっと話に集中している様子がうかがえて
    こういうのも「あり」なんだなと思いました。

    大海原に小さく浮かぶ鬼の悲しそうな顔がとても切ないです。
    人間のずるさも理解できるようになる高学年におすすめです。

    投稿日:2007/07/12

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    1
  • 胸が痛みます

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    息子が悲しそうな顔で読んでいます。
    読み終わって、「このはなし、きらいや」と言いました。
    「どうして?」と尋ねると、
    「かわいそうだと思うけど、自分でも鬼が来たら怖いから追い返すと思う。。そう思ってしまうからきらいや」

    息子の葛藤がよくわかります。
    だって、実際、こんな大きな鬼が来ると、その鬼がどんな鬼かも分からないけど、
    いっしょに暮らすなんて、考えられないです。
    自分の子が、一緒に遊ぶと言ったら、反対します。

    それでも、島がなくなるまで海を歩き回る姿を想像したら、
    切なくて切なくて、この鬼がわが子だったらつらすぎます。
    だれにも、どこにも受け入れられない鬼。
    悲しすぎる結末です。

    投稿日:2007/04/02

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    1
  • 主人と話し合いました

    こどもが担任の先生に学校で
    読み聞かせをしてもらった本を、
    また図書室から借りてきました。

    私はこどもに読み聞かせているうちに、
    鬼の気持ちを思うと涙、涙で
    読めなくなってしまいました。

    主人も、こどもに読み聞かせました。

    その後、主人と二人で、鬼の気持ち、人間の気持ちを
    話し合いました。

    大人二人に、絵本の内容について色々と考えさせる
    ほどの力を持った本だと思いました。

    投稿日:2007/02/23

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    1
  • 切ないおにの姿

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    人間とただ一緒に遊びたい。ひとりぼっちの寂しい鬼は、ただそう願っているだけの鬼は島に迷い込んだ漁師に人間と暮らしたいと告げます。
    すると漁師は人間の島は狭いから鬼が今住んでいる島を引っ張ってきたらいいと適当なことを言います。しかし鬼がやってきても人間は鬼を決して受け入れることはなく・・・。見た目に恐ろしい鬼の心はとても純粋でした。

    投稿日:2021/11/12

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