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てんにのぼったなまず」 ママの声

てんにのぼったなまず 作・絵:田島 征彦
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2006年
ISBN:9784834004403
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,422
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  • 地震と津波からの復興

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    地震と津波で壊滅的な被害を受けた村が舞台です。
    まだ東日本大震災の記憶が生々しいだけに心に響きます。
    海辺の村に住むおじいは絵を描いてばかりでしたが、
    その絵がみんなを元気付けるので、皆に慕われていたのです。
    ある日、大地震とともに、海に異変が。
    津波の復興の中で、おじいの描いたなまずの絵が、奇跡を起こします。
    染色図案科出身の田島さんの独特の画法が持つ迫力がすごいです。
    紙が無く、おじいがふんどしに描いた、というストーリーと呼応します。
    『祇園祭』とともに、世界絵本原画展金牌受賞作品だそう。
    立派な侍には用は無い、と、常に庶民の中に生きたおじい。
    ラストでは復興の様子が描かれていて、どうか同じように、
    被災地に希望の光があたりますように、と祈らずに入られませんでした。
    地味な絵ですが、やはり子どもたちに紹介してあげたいです。

    投稿日:2011/06/08

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  • 反骨のオジイ!

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    決して長いものには巻かれず、絵と子どもと村の生活をこよなく愛する反骨のオジイが主人公。
    地震と津波で全てを失っても、殿様の甘い誘いにはのらず、
    村に残ってふんどしになまずの絵を描くオジイ!
    染色による独特の画法により、
    そのなまずが空を泳ぐ様子はまさに荘厳です。
    田島征彦氏は、現在淡路島在住とか。
    オジイのモデルは作者本人なのかも。
    私の中では『じごくのそうべえ』『とくべえとおへそ』に次ぐ傑作です。

    投稿日:2006/09/29

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  • 津波を乗り越えて

    昨日が、東日本大震災からちょうど三年という節目の日でした。
    このタイミングで、この絵本に出会えたことに、何かの縁を感じます。
    地震・そして、大津波・・・

    このお話では最後に、村の復興し始める様子が見られます。
    そのことから、こちらも元気をもらえたような気がします。

    投稿日:2014/03/12

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  • 希望や願いの先に幸せがきますように

    田島征彦さんの講演を聞く機会があり、この本の存在を知りました。

    地震・津波が出てくるのでこの震災でまた注目を浴びている作品なのだとか。

    絵を描くことが好きなおじい。村人のために絵は描いても侍の頼みは聞かないところに、おじいの気骨が窺えます。

    婚礼祝いの最中にやってきた地震と津波。

    人々の幸せも生活の営みもすべて飲み込んでしまいます。

    絶望の中で人々の気持ちをすくいあげるものは何でしょう?

    おじいが人々の気持ちを汲み取って描いたなまずには、人々の希望や願いがこもっていたことと思います。

    希望や願いの先に幸せがきますようにと、願わずにはいられませんでした。

    投稿日:2011/12/03

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  • 芸術は村人を救う。地震からも!

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     絵ばかりかいている、おじい。そんなおじいのことを馬鹿にしていた村人は、ある日おじいの書いた凧の絵を見て、「剛毅な絵だ」と感じ入ります。そこからは、おじいの評価はうなぎ上り。
     絵がうまいとか、人よりすぐれたことがあることはとてもいいことです。
     
     そして、この絵本のすごいところは、途中で地震が起こる場面。地震が起きた瞬間、「海を見ろ」と。そして海の水が、沖の方まで引いているのを見て「みんな山へ逃げろ!!」と。

     地震国日本。絶対知っておかねばならないことです。地震のあとには津波がくるということを。この絵本で娘達は知りました。きっと田島さんの絵で忘れないと思います。

    投稿日:2010/02/05

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