お子さんが子どもの頃の「こどものとも」を秘蔵されている方に読み聞かせをしていただきました。
時代背景は明治なのか、おはなはんが着もの姿でパラソルっていうのが、このお話の中にも出てきますがハイカラです。
1978年の3月号で、当時の子どもたちはこんな大人っぽいお話に出会っていたんだなあって思いました。
おはなはんに勉強を習う女の子、女の子を病気にさせてしまったおはなはんの申し訳ない気持ちが伝わってきました。
それと、びっくりするようなオチで、最後まで目が離せませんでした。
このお話を知っている方からは、ハードカバーにという思いがあるらしいのですが、こどものともって冊数が多いですもんね。
中川正文さん文で、二俣英五郎さん絵です。図書館などで読むことができたら、一度手に取ってみてください。
ああ、薦められていた方はこのお話の人形劇を見たことがあるそうです。確かに劇にしてもおもしろそう。
【事務局注:このレビューは、「きつねのおはなはん」こどものとも 1978年3月号 に寄せられたものです。】