谷川俊太郎さんが脚本を手掛けた積み上げ話になっている、珍しい紙芝居です。
デイサービスのお話会でやってきました。
この紙芝居を始めて手にした時、全ての紙の後ろが白紙になっていて、「えっ!?」と、驚きました。よくみるとストーリーが積み上げ話なので、別にテキストがついていて、それを見ながら演じるという、従来の紙芝居とはちょっと違った作りになっていました。
(ですから、各紙の裏は白紙になっていたのです)
谷川俊太郎さんは「これはのみのぴこ」「これはおひさま」など、これまでにも素晴らしい積み上げ話がたくさんあります。
家で練習してみたら、とても楽しい!これはいける。と、デイサービスのお話会で使ってみました。
やってる方は必死なんですけど、皆さん凄く笑いながら聞いて下さいました。
積み上げ話なので、何度も同じ人を紹介しなくてはいけないし、紹介する人物はどんどん増えていくので、うまく息継ぎできないと、別人のことを言っているようになってしまうので、話すときは、必ずその場面のに登場する人物をしっかり見て確認しながら口に出しました。
「猫の玉三郎」あたりから聞き手の方も、この紙芝居の進み方がわかってくるようで、演じてのこちらが言いよどんだりすると、「うんうん。大丈夫だよ、間違えても」みないな優しいお顔で聞いてくださいました。
最後にまた表紙の“かわださん”に戻ると、皆さんキョトンとされていましたが、「源三郎さんがひそかに思っている」と、口上すると、
あちこちで笑いが起きました。
とても楽しい時間を過ごせました。
今回はデイサービスでやりましたし、この作品は「老人ケアに紙芝居」というシリーズから出ていますが、小学校中学年くらいからでも楽しんで聞けるのではないかと思いました。次回は小学校でもやってみたいです。