8歳の長女が図書館で見つけて借りてきました。
3歳の次女も一緒に読みました。
くまのこふうちゃんのお母さんは、パンを焼くのがとっても上手。
お母さんは、焼きあがったパンをお友達に分けてあげてらっしゃいとふうちゃんに言いました。
お母さんのパンが大好きなふうちゃんは、「わけてあげたら、減っちゃうよ!」
そこでお母さんは言いました。
「うちにはまだまだありますよ。それにね、減った代わりに増えるものだってあるのよ。」
かさいまりさんの動物の絵がとても可愛らしく、
そして秋の森の植物がとてもきれいに、美しく描かれていました。
娘たちも、じっくり絵を見ていました。
ストーリーの展開はわかりやすかったのですが、
肝心の“減ったかわりに増えたもの”の答えはお話の中には書かれていなくて、
ちょっと「えっ?!」と思いました。
次のページの『あとがき』で答えは教えてもらえましたが、
3歳の次女は「なにがふえたの?」と、きょとんとしていました。
長女は、私と読む前に一人であとがきまで読んでいたようで、
長女なりの答えは聞けませんでした。
しかし正直、子供にはちょっと難しいのでは?と思いました。
答えは「喜び」と「しあわせ」。
“よろこびは、分けるとふえるんですって。
幸せが人から人に伝われば、みんなが何倍も幸せになれるんですって。”
このメッセージは心にしみる、いい言葉だなと思いました。