最初、私が読みたくて図書館から借りてきたのですが、子供が見つけて表紙、中身、と何やら見ていたので、4歳になったばかりではまだ早いかな〜と思いつつ、読み聞かせてみました。
文章も長く、ボリュームたっぷり。絵も白と黒のみ。
小さい子供には、途中で飽きが来るかと思いましたが、私の心配をよそに、最後までジッと絵を見、お話を聞いていました(途中、少し省略して読んだところはありますが)。
歌好きの息子には、狐の子や四郎、かん子といった登場人物が歌うように言う場面が結構あったのが良かったのかもしれません。
また、「白い布にどうして絵が出るの?」と、幻燈の仕組み?がとてもきになったようで、読むたびに聞いてきました。まだ映画を見たことがなくスクリーンに何かが映る、というのを見た経験もないので、余計に不思議に思ったようです(親からすると、どう説明してよいものやら難しく、四苦八苦する羽目に^^;)。
「1番目は?」「2番目は?」「3番目は?」と、幻燈の内容を何度も聞いてきたり、以外にこの作品が気に入ったようでした。
大人が見ても、幻想的な絵と言葉の音としての素晴らしさなど、素敵な作品です。
ただ、読み聞かせる時の難点が1つ。
この作品は文章が青で書かれているのですが、ページによっては背景に埋もれてしまってかなり見にくいのです。私の目が良くないこともあるとは思いますが。。。自分で読む分には問題ないとは思います。でも読み聞かせるなら、その前に一度読んで、書かれている文章をある程度把握してから読んだ方が、スムーズに読めていいかも、と思いました。