原題は、“Whistle for Willie”. 犬のウィリーを口笛で呼べたらいいのになあ、と一生懸命になるピーター。でも、そんなに簡単に吹けるようにはなりません。娘も、口笛が吹けるようになりたくて、なりたくて、ずっと長いこと頑張っていました。そして、やっと最近、かすかに、ひゅーっと音が出るようになり、今度は、うれしくて、うれしくて、1日中口笛を吹いています。そんな娘にぴったりの内容だと思い、この絵本を読んであげました。
予想通り、本を読んでいる間中、ずーっとピーターといっしょに口笛を吹き続けていました! でも、急に自分の中でのゴールがちょっとだけ高くなったのか、息が漏れるような小さな音は出ているにもかかわらず、それでは満足がいかないようで・・・、ピーターがほっぺが痛くなるまで吹き続けても、“But nothing happened.”、鏡の前でお父さんの帽子をかぶって練習しても、”Still no whistle!”・・・娘も、ピーターに負けじと頑張りながらも、「ピーターと同じだぁ。Nothing happened. No whistle.」と、しょんぼり。
そして、ピーターが、ついに口笛でウィリーを呼ぶのに成功すると、娘も立ち上がって、ドアのところまで行き、「ひゅー!」 わあ、音が出た! 階下で眠っている愛犬には聞こえなかったようですが(!)、大満足の娘でした。絵本の力って、本当にすごいですね!!
カラフルな色使いと、ピーターの子どもらしい表情が、とても印象的な絵本です。