「いつかどんぐりの木が」のイヴ・バンティング作、「かようびのよる」の
デイヴィッド・ウィーズナーが絵を担当した作品です。
「ガーゴイル」という、奇怪な生き物を彫刻した雨どいが、夜な夜な
動き出す、という想像の世界を描いています。
ガーゴイルたちの不気味な容姿を見ていると、あまりにもリアルな彫刻で、
「もし動き出したら!!」と想像せずにはいられません。
見た目の印象から、夜な夜な悪いことをしでかすのかと思ったら、
意外にもそんなことはなくて。
星を見にいったり、仲間同士でぼやいたり。
息子は、鳩に止まり木にされて、鳩まみれになっているガーゴイルを見て、
大笑いしていました。意識してみてみると、鳩があちらこちらに描かれていて、
ガーゴイルが鳩を迷惑がっている雰囲気がよく滲み出ています。
デイヴィッド・ウィーズナーのモノクロの絵が、ガーゴイルの気味悪さを
際立たせていて、とても良い感じでした!