「ダヤンと時の流れ星」 ママの声

三人の魔女たちから、クラスタという時を逆戻りさせる星の化粧石を贈られます。
クラスタは、時を吸い取って、ダヤンを赤ん坊猫にしてしまいました。
誕生日には、いつも魔女たちに赤ん坊にされてしまうダヤンですが、すっかり若返ったタシルの仲間たちと遊んだり、知らない白い猫に出会い、声をかけられたり、なんだかとてもいい気分で楽しんでいました。
とっても不思議なお話ですが、読んでいるこちらもなんだかとてもいい気分になるような素敵な絵と物語りでした。

偶然にも、この絵本を読んだのは今日、７月７日です。
知らずに手に取ったので、なんだか嬉しくなりました。
そして、魔女からダヤンへの誕生日プレゼントです。
七夕とも、重なるようなお話だったと思います。
とても綺麗な絵だったと思います。

２月２２日は、ねこ（ニャン、ニャン、ニャン）の日だそうです。
そのねこに娘がはまっていて、私も知らず知らずのうちに、
気が付くとねこが出てくる絵本を借りています。
ダヤンシリーズも大好きに。

たくさんの流れ星が輝き、きらめいてふりそそぐ夜、
ダヤンは、三人の魔女からクリスタというプレゼントをもらいます。
それは、時を逆戻りさせる星の結晶石。
赤ん坊猫になったダヤンは、時の夜空で遊びます。

いたずら好きの魔女にしては、ちょっと素敵なプレゼント。
うん、悪くないと思います。
すっかり若返ったタシルの仲間たちと、
一緒に楽しそうに遊ぶ姿は羨ましい。

流れ星の夜、流れ星が消えてしまわないうちに、
願い事をすれば叶うといいます。

しっかり者のジタンは、ちゃっかりと願いを叶えたみたい。

こんな素敵な夜、一度は経験したいものです。

どちらかといえば、高学年から大人向け。
ダヤンの長編ファンタジー「ダヤン、わちふぃーるどへ」を読めば、
もっと楽しめると思います。

ダヤンの誕生日が終わる頃、魔女たちがくれたプレゼントで赤ちゃんになっちゃうダヤン。でも、今までと違って今回は、赤ちゃんにされても素敵な気分。

大きな目の猫のダヤンの小さなお話の１つですが、池田あきこさんの描く動物達の物語が大好きで何度も読んでいます。
今回の物語は、ダヤンが『時の魔法』で過去に行く前の物語。
それがわかる可愛らしい登場人物が出てきたのが、ちょっと嬉しく思えます。