話題
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

  • かわいい
  • 盛り上がる

宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊」 ママの声

宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊 作:宮沢 賢治
絵:あべ 弘士
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年10月
ISBN:9784895881159
評価スコア 4.38
評価ランキング 14,280
みんなの声 総数 12
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

9件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 大きくなってまた読み聞かせたい

    絵を見てなのか?4歳の子供がこれを読んでほしいと持ってきました。難しいし、悲しい本だけど大丈夫かな?と思いながら読むことに。少し長い本でしたが真剣に聞いていました。
    最後の猟師をクマが囲んでるシーンが悲しかったと。難しい内容はわからないにしても、とても純粋な感想だと思いました。もう少し大きくなってから読んだらどう思うのかな?と、心の成長が楽しみです。

    投稿日:2019/01/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 鮮やかな色使いの挿し絵

    あべ弘士さんの描く自然や動物はとても迫力があっていつも圧倒されるのですが、こちらも鮮やかな色使いの挿し絵に目を奪われました。
    雪国の自然の厳しさや美しさがダイレクトに伝わってくる感じです。
    宮沢賢治の文章もまた美しいです。「この次には熊なんぞにうまれるなよ」。獲物と漁師の関係を超えた、なめとこ山の熊と小十郎の関係が胸を打ちました。

    投稿日:2014/07/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 命について深く考えさせられます

    切ないけど、美しい作品です。そして、命について、深く深く考えさせられます。

    私たちは生きるために、たくさんの命を頂いています。頭ではわかっていても、そのことをしっかりと理解して、大切に頂いている人はどれだけいるでしょうか?

    3歳の娘がもう少し大きくなったら、この作品を読んで〈命〉について伝えて行きたいと思います。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    この作品はストーリーの奥深さと共に、あべ弘士さんが描かれる動物達も素晴らしく、作品に重厚感を持たせています。

    投稿日:2014/06/29

    参考になりました
    感謝
    0
  • 迫力の絵

    あべ弘士さんの描く熊は、迫力がありました。
    野性の熊というのは、命がけで生きているのですから。
    もちろん、命をかけているのは猟師もおなじでしょう。
    宮沢賢治さんが生きていた時代の暮らしぶりが、見られたような気がします。

    投稿日:2014/06/22

    参考になりました
    感謝
    0
  • 絵がばっちりです

    クマといえば、あべさんの絵ですね。私は勝手にそう思って読み進めました。熊打ちの名人小十郎は、生きていくために熊を殺し続けている。しかしそれらが高く売れることは無く、貧しい暮らしを続けています。しかし、やめることはできません。熊も小十郎も、互いに生きていくためにしていることなのです。命とはなんなのか。皆が幸せに生きるというのは現実にはできないことです。誰かが生きるために、なにかが死ぬ。死ぬことで生きる。そういう命の重みとの向き合い方が描かれています。 熊に殺された小十郎の死骸を囲んだときの熊たちの姿が、印象的でした。

    投稿日:2014/06/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • こんな終わり方とは…

    熊捕りの名人の小十郎と、出会った熊たちの心のやりとりには、どこか切なさを感じました。
    生きるために、熊を撃つ小十郎の気持ちは、なんとの深いものがあるのでしょう。そんな命のやりとりに触れた作者の心の深さに感動しました。
    また、あべ弘士さんの描く動物は、迫力があります。大自然の中での小さな人間、そしてまるで影のような存在の熊の描写は、さすがだなと思いました。

    投稿日:2014/02/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • 熊と猟師の因果

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子17歳

    宮沢賢治の有名な童話に、飼育係の経験がにじみ出てた動物画のあべ弘士さんが絵を添えています。
    なめとこ山の熊を仕留めるのが、猟師小十郎の仕事なのです。
    貧乏ゆえ、それしか家計を支えるすべを持っていなかった訳です。
    その様子が、語り手による第三者の視点で綴られます。
    熊との対峙、荒物屋で安値で買い叩かれる光景、そして、壮絶な最期。
    宮沢賢治の思想が深く反映された作品です。
    狩猟という、生死の淵での仕事を、小十郎は因果だと位置づけ、
    対峙する熊とも心を通わせます。
    教科書でも、小学校高学年以上で取り上げられているようですね。
    生命について考えさせられる、とても奥深い作品です。
    それぞれの情景が、あべさんの力強い絵でさらに豊潤となっているように思います。

    投稿日:2013/10/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大自然と搾取という現実

    熊を撃ってその皮と胆を売って生きている小十郎という男の話です。

    他に現金収入にすべき仕事もなく、熊に申し訳ないと感じながら、詫びながら、熊を撃つ毎日がしみじみと描かれています。いっぽうで、その熊の皮と胆を売りに町へ行くと、荒物屋に不当に安く買いたたかれる様子が腹立たしげに描かれます。

    何か他の方法(他の商人に売るなど)を見つければ良いのにという「僕」の意見には読者も同調してしまいます。ところが小十郎は、安く買いたたかれても、その後で荒物屋にご馳走になることですっかり機嫌良くなっているようです。そのあたりが、彼の無知ゆえの愚かさへの哀れみを誘い、読者はますます腹立たしくなってきます。

    最後には熊を撃ち損ねてかえってやられて死んでしまいます。今度は熊が彼に同情するかのような場面が描かれ、大自然の雄大さが感じられますが、同時に、すでに彼が息子と嫁を赤痢で亡くしていること、九十歳になる母親と七人の子供を養わなければならない立場であることを知っている読者は、この後、彼の家族がそれまで以上に貧しく苦しい生活をしなければならないことを想像し、やりきれない気持ちになるのでした。

    読後に重たい感触が残る絵本でした。

    投稿日:2010/10/30

    参考になりました
    感謝
    0
  • 熊と小十郎の因果

     熊の命としっかり向き合って、熊の命をいただく小十郎。
     「てめえも熊に生まれたが因果なら、おれもこんな商売が因果だ。
     やい、この次には熊なんぞに生まれるなよ」という小十郎の言葉が印象的でした。熊の耳に届いたでしょうか。死に際の熊の表情が深いなと思いました。

     満月の下で、亡くなった小十郎を取り囲む熊たちにしみじみしました。小十郎に殺された熊も小十郎自身も、みんななめとこ山の自然に帰って行くんだなと思いました。

     あべさんの描かれる熊には、野生の厳しさが感じられます。お話にぴったりの絵でした。

    投稿日:2010/10/27

    参考になりました
    感謝
    0

9件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / どろぼうがっこう / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / 宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店 / しゅくだい / 宮沢賢治の絵本 雪わたり / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(12人)

絵本の評価(4.38)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット