こっぷに映った、かわいい男の子の顔がとても印象的で、思わず手に取りました。
実際に身近にあるこっぷを、いろんな視点から写真でとらえた絵本です。指紋のついたこっぷを「こっぷは はんにんも つかまえる」と意外な視点から紹介していたり、こっぷは「のこぎりでは きれない」けど、「だいやもんどでなら きれる」と実際にスパッときれた写真が載っていたり、はたまた、ひるねしているこっぷまであって、身近なこっぷにこれだけ注目すべき場面があるとは!と感心しながら、とても興味深く読みました。息子も真剣に見入っていました。
この絵本を読んでいて、ふと「ふしぎなナイフ」を思い出しましたが、「ふしぎなナイフ」は現実にはありえない内容に対して、この「こっぷ」は実際の「こっぷ」の役割や特徴がリアルに写真絵本として描かれているので、なんだか不思議な感じがしました。