元大学教授・ボックニャック博士の助手・ヒロムヨン君の手記風に、書かれている字の大きな児童書です。
ボックニャック博士はちょっと変わった感性の持ち主で、元々は大学の中で動物の研究をしていたのに、カビ臭い部屋の中にいるのはいやだ〜。みたいなことを言って、単身(助手のヒロヨン君のみ連れて)アフリカにまで行ってしまうという人です。
そこで、珍しい鳥(インコの種類)に出会ったのをきっかけに動物サーカスを作り、その団長となります。
いいとばっちりを受けているのが、助手のヒロヨン君で、彼とボックニャック団長との会話は、絶妙にかみ合ってなくて、そのちぐはぐさが笑いを誘います。
私は基本的にとぼけた性格の主人公が好きなので、子どもたちにも薦めてみたのですが、主人公・ボックニャック団長の年齢が高すぎたせいか、あまり関心を示してくれませんでした。(残念です)
でも、ちゃんと読み始めたら、主人公がおじさんということはおいておいても、面白い作品だと思うので、ぜひ、読んでみてください。