カゲロウが地上に出てきて、成虫として空を飛びまわり、
1日に見れる世界を堪能して、新しい命とともに命を落とすところで終わっています。
トニー・ロスの絵が目を惹きます。
やや小さめに作られている絵本なので、遠目はあまり聞かないような気がします。
1回目に読んだときは、カゲロウのことばかり見ながら読んでしまったのですが、2回目に読んだときはカゲロウが見てきた世界「背景」に注目してみました。
2回目に読んだ時の方が感動が大きかったです。
どうか、騙されたと思って、この絵本を読む時は背景に注意して読んでみてください。
カゲロウが死んでいくとき、
この世界を愛おしく想っている気持ちが、改めてよく伝わりました。