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やさしいゆきだるま」 ママの声

やさしいゆきだるま 作:フランチェスカ・シュティッヒ
絵:ヴラスタ・バランコヴ
訳:那須田 淳
出版社:ひくまの出版
税込価格:\1,760
発行日:2000年10月
ISBN:9784893172495
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,913
みんなの声 総数 13
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  • 冬に読みたい優しいお話

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子6歳、男の子4歳

    とある姉弟が一生懸命作ったゆきだるま。
    すごく上手にできていて、みんなの注目を浴び、それがとても嬉しいゆきだるま。自分を誇りに思っているのでしょう。
    だけど夜になると、雪で困っている動物たちが次々にゆきだるまの前に現れ、ゆきだるまに助けを求めます。
    そんな動物たちを見捨てることはできず、立派なゆきだるまは、いつのまにか、お顔だけになっていました。
    そんな様子を優しい月がずっと見守っているという設定も素敵だと思います。そして朝には太陽に変わり、おひさまの力で優しいゆきだるまを美しい花に変えてくれた。そんなふうに想像できますね。

    投稿日:2013/01/18

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  • 与えること

    • オパーサンさん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子5歳、女の子2歳

    「幸福の王子」を彷彿とさせるおはなしです。
    ほかの人に与えることで得られる喜び。
    自己犠牲の尊さ。
    分かってはいても、なかなか実践するのは難しいですね。
    世界一立派で格好よかった雪だるまが段々とみすぼらしくなっていく姿を見て、娘は悲しそうな表情をしていました。
    5歳の娘にはまだ早かったかもしれませんが、いつかこの雪だるまを通して語られているメッセージを受け取れる日がくるかな?
    最後に咲く白い花が、雪だるまの幸せな気持ちを象徴しているようで、ほっとして読み終わりました。

    投稿日:2011/02/12

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  • こころが温まるお話

    • スマッシュさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子4歳

    この絵本のタイトル通り、このお話は本当にやさしいゆきだるまの
    お話です。
    スズメやうさぎ、ねずみやはりねずみが寒いと言って、
    ゆきだるまの側にくるのですが、皆が暖かくなればと思い、
    ゆきだるまは自分の体に持っている物をそれぞれに渡します。
    そんな優しいゆきだるまさんは、朝になるとお日様が出てきて
    溶けてしまうのですが、その溶けた後に白いお花が咲き、
    自分の事よりも相手の事を思う気持ちに、とても幸せな気持ちになり、
    読んでる子供達もゆきだるまさんのような、優しい気持ちをいつも
    心に持っていたいと言っていました。

    投稿日:2008/11/02

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  • 優しい絵と優しい話

    優しい絵にひかれて購入しました。

    自己犠牲の美しさを解いたお話で、「幸せの王子」にも似た
    ストーリーです。
    3歳の息子は、どんどんみすぼらしい姿になっていく
    雪だるまが可愛そうに思えたようです。

    読んでいると、本当に可愛そうになる話なのですが、
    最後に太陽にあたためられて、そして土に還り、
    美しい花を咲かせるという終わり方は、もう少し年齢が上に
    なってからではないと、正しく受け止めることは難しいかなと
    思いました。

    とはいえ、誰かのために何かをすることの美しさ、
    誰かのために何かをすることは、自分が不利益になることも
    あるのだということを説いた話で、小学生くらいの子供だったら
    深い意味を受け止められると思います。

    投稿日:2008/07/02

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  • 雪だるまが残したもの

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、男の子8歳

    子どもたちが作った雪だるま。
    世界一立派で格好のいい雪だるま。
    夜になり、お月さまとおしゃべりしている雪だるまのもとに…。

    全編を通して優しさを感じるお話です。
    文章に繰り返し出てくる「やさしいゆきだるまさん」という言い回しが、仮に一度もなかったとしても、子どもたちには充分に雪だるまの優しさが伝わったことでしょう。

    雪だるまが解けたあとに、ひっそりと咲くスノードロップが素敵です。

    投稿日:2008/01/26

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  • 優しさを感じて

    2人の姉弟がゆきだるまを作りました。
    目は石炭、鼻は人参、髪の毛はワラをかぶせて
    お父さんの帽子もかぶせましょう。
    最後にほうきも持たせて、世界一素敵な
    ゆきだるまのできあがり!

    でも、夜になっていろんな動物たちがやって来ては
    ゆきだるまさんに御願いをします。
    やさしいゆきだるまさんは、惜しみなくその申し出に
    答えるのです。

    一緒に読んでた子どもたちも最初は、雪遊びの楽しい雰囲気を感じて「わ〜!!いいな!たのしそうだね〜」
    でも、だんだんと惨めになっていくゆきだるまさんを見て
    なんだか悲しそう(≧д≦)とうとう最後には・・・

    子どもたちも、涙ぐんでました。
    ラストも素敵で、ゆきだるまさんの優しい心を感じ取ってくれたかな?雪のお話しはたくさん読みましたが、
    こんなにも素敵で、切ないお話しはないですね〜
    それは、ふゆの寒い季節にだけお空から舞い降りる
    白くてはかない雪を題材にしたお話しだからでしょうか・・・

    このお話しを読んで、子どもたちは更に雪に会いたくなったようです。

    投稿日:2007/02/15

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  • 幸せな気持ちになる「幸福の王子」

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子6歳

    大人の人ならすぐに「幸福の王子」の雪だるま版だということに気が付くでしょう。
    でも、この絵本の素敵なところは、あんなに悲しすぎる結末にはならず、読後に心がほんわかと温かくなるところです。
    雪だるまが溶けた後に、きれいな白い花が咲いて、それを見ていると、こちらまで幸せな気持ちを分けてもらったようです。
    絵もとても素敵な、雪の降る季節におすすめのお話です。

    投稿日:2006/11/29

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  • 優しさを感じられる本

    表紙の、欧米らしい3頭身(つまり胴部分も丸くなっている)の雪だるまのかわいさに惹かれて、子どもへのクリスマスプレゼントに買いました。
    作者はドイツ、イラストはチェコの方のようですね。

    他の方のレビューにもありますが、自分の体の素敵なパーツをかわいそうな動物たちにあげていくのは、「幸福の王子」を思い出しました。
    そして、雪だるまが溶けたあとに白い花が咲くのは、 石鍋芙佐子さんの「はるのゆきだるま」を思い出しました。
    それらの本を読んだときと同じような、少し淋しいけれど、でも優しさを感じられてどこかあたたかい、そんな後味の本でした。

    自分が淋しい思いをしても、誰かを助けてあげたい、そんな心を子どもに伝えるのにオススメの本です。

    投稿日:2006/04/04

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  • 雪だるま版幸福の王子?

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    困っている人のために、自分の目の宝石や体に貼られた金箔をささげた幸福の王子のお話は有名ですね。
    このお話はそれの雪だるま版といった感じでした。
    最後、雪だるまは溶けてなくなってしまうんですが、その場所に白い花が咲きます。
    雪だるまは自然に帰って、命は受け継がれているという印象を受けました。

    投稿日:2004/02/21

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  • ゆきだるまの気持ちが伝わりますね

    • かあぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    バウリーナとフェリックスの姉弟が、ゆきだるまを作りました。目は石炭、鼻は人参、髪の毛はわら、帽子をかぶせホウキを持たせて出来上がり。夜になると、ゆきだるまのところに寒さに震えるすずめや、お腹がすいたうさぎなどが次々とやってきます。そんな動物たちにゆきだるまは・・・。
    自分が身に着けている物を動物たちに渡すゆきだるま。
    似た設定のお話しは他にもいろいろとあると思いますが、ゆきだるまというのはめずらしい気がします。
    日が照ると解けてしまう宿命のゆきだるま。
    解けたあとにきれいな花が咲く終わり方は、読んでいてもほっとします。お話しも難しくなく、絵もかわいいですよ。

    投稿日:2002/11/26

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