「ポーリーちゃんのポケット」 ママの声

ポーリーちゃんのポケットはあったかいね。
みんな、にこにこだね。
フードにまで入っていいね。
入っているみんなはもちろんだけど、入って
もらっているポーリーちゃん自身もあったいのだよね。
重たそうではあるけれど（笑）。

娘はポーリーちゃんが長靴もてぶくろも身につけて
いないことが気になったようです。冷たくないのかなあ
って。

本屋さんのお正月コーナーに並んでいて
数あるうさぎさん関連絵本に混じって
かわいらしい赤いコートを着たくま（＾o＾）／

そっか！ポケットにうさぎが入ってるからか・・・
ちゃ〜んと目を合わせている絵に惹き付けられました

あれ？
この前全ページ立ち読みで読んだ「ポッケのワンピース 」の
展開にも似ているような・・・（＾＾ゞ

こちらもやさしい、素敵なあかあさん

ポーリーちゃんのやさしさは
おかあさん譲りなんでしょうね

くまのポーリーちゃんが赤いコートを着てお出かけ。外にはたっぷり雪がつもっています。
さふっさふっさふっっと雪を踏みながら歩いていくと、うさぎさんが寒さに震えていました。
優しいポーリーちゃんはうさぎさんをポケットに入れてあげます。
何気ない雪の日のできごとを描いた絵本ですが、ほのぼのと優しい気持ちになれました。絵がきれいなのもポイント高し。
ゆすった木から落ちてきた雪の粒がきらきらと輝くページは、娘と一緒に「わー、きれい」と見とれてしまいました。
ポーリーちゃんの着ている赤いコートがとてもお洒落でかわいくて、娘は同じようなダッフルコートが欲しくなったようです。

雪の日のお話で、主人公がくまちゃんという事で選びました。
雪が降って、そとにとびだそうとしたポーリーちゃん。
「あったかい　かっこうを　していきなさいね」
とお母さんに言われ、真っ赤なコートを着て出かけます。
雪にあしあとつけたり、きをゆすったり。

そうやって遊んでいるうちに出会う動物達が
寒がっていたので、ポケットに入れてあげるお話。
みんなを暖かくしてあげたポーリーちゃんを待っていたものは…。

雪がすごくやわらかそうに描かれていて、きれいです。
全体的にかわいくてほのぼの。
話自体はよくあるパターンですが、
動物達がかわいいのと
風景がきれいなのできにいりました。

以前”ブラザーサンタ”という絵本を読んだ事がありそれ以来小林ゆき子さんの作品が大好きなのでこの絵本を選びました。小林さんの丁寧な制作風景が浮かび上がってくるほど細部までしかリと書きこまれている作品に息をのみました。特に積もっている雪を落とす時の描写や主人公のコートのビロードのような質感、何よりも家の中の壁と床の境目の表現がとても素敵だなと思いました。雪の日にも主人公のお母さんの心配りを真似すれば楽しく過ごせるのだという事を教えてくれた絵本でした。雪の日が楽しみになる絵本です。