ある日、ふたごのネッドとドニーは赤い手袋を一つ、無くしてしまいます。それを知った近所の人たちは、赤い手袋を見つけると二人の家に届けてくれるようになりました。
二人の家には赤い手袋がどんどん集まって…。
素朴でユーモラスなタッチの絵が、とてもいいです。子どもの歩く様子とか、ほっぺのカーブとか大人を見上げる様子とか、ひとつひとつが可愛い。
お話も、こんなに手袋が集まっちゃってどうすのだろう…?と先へ先へとひっぱられながら読みました。
結末は…とても素敵な終わりかたでした。
一人で読むのもよし、誰かとくっついて読むのもよし。やさしくあたたかい気持ちになれる、冬の一冊です。