息子のピノにうさぎの扱い方を教えようと、こうさぎジャノをさらったきつねのおやじ。対照的にジャノのお母さんは子供が突然いなくなって悲しみ嘆く。うさぎときつね、弱肉強食の世界では、しかたのない関係で結ばれていると思いきや、なんとピノとジャノは大のなかよしになってしまい、きつねのおやじは怒り出す…。
ブージョンの作品には、うさぎときつねがたくさん登場します。動物たちの表情はどれも、おもしろおかしく、ちょっぴり漫画を見ているよう。黒のクレヨン(?)線画で描かれる動物に水彩の着色も、子供たちに身近な印象を与えることでしょう。こういうズッコケ動物物語、息子は結構好きなのでいいかなーと思って手に入れました。実はわたしも動物ものに弱いのでした。