「わたしのあかいぼうし」 ママの声

『うさぎのくれたバレエシューズ』の挿絵画家が、文章も絵も描かれています。
あの繊細な銅版画で、海の底の心温まるお話が繰り広げられます。

お気に入りのあかいぼうしが飛ばされ波にのまれた先は海のなか。
ぼうしについて尋ねまわりますが、パーティでウキウキの海中。
やがてぼうしは見つかりますが──。

貝がらをそっと耳におしあてて聞こえてくるような、小さな子に語りかけるように読みたい、夢見るお姉ちゃんがページを繰るたびに夏を感じる。そんなお話です。
私の印象では３歳〜年長さんかな。