はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
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9件見つかりました
絵本なのだけれど、文章にも絵にもそれぞれ詩心があふれていて とても素敵でした。 あたまにゆびぬきをかぶっていたり、なにもかいていないちいさなほんを 持っている「すきまのじかん」。しーんとしていて心細くて、でも、 とても美しくてうっとりしてしまいます。 構成も「すきま」たっぷりで、余韻にひたりつつ読みました。 よあけのおひめさまや、すきまのじかんの素敵さを共有できる誰かと この絵本のことを語り合いたいなあと思いました。
投稿日:2010/03/13
これは詩だ〜〜〜〜〜。 美しい文です。 1ページ目を読んで、一生懸命私の記憶の中の“隙間の時間”を思い起こしていました。 幼い頃、この時間を感じて、『今日も終わるな〜。もっと遊びたかったな〜。』なんて玄関先で、泥んこになった足を洗っていたあの時の時間。 “向こう側の時間”は、論文のための完徹のあと、寝るに眠れず公園に散歩に出かけた学生時代のあの時間。 文のイメージピッタリの絵。 ユニークなデフォルメと美しい色彩に魅了されました。 “時間”たちの姿が、皆それらしく魅力的です。 指ぬき帽子の“すきまの時間”のキャラはとても惹きつけられました。 誰かと時間を共有する喜びを、改めて思い出させてもらいました。 大人の方にお薦めします。
投稿日:2010/01/20
逢う魔が時を「すきまのじかん」として表現するところが 詩的で好きです。 朝と夜 絶対的権力ともいえる存在の間に隠れるように在る彼は なんだかせつないです。 このすきまのじかんが恋をした相手が「よあけのおひめさま」。 物語は美しくてとても好きです。 バラは「すきまのじかん」にとって おひめさまであると同時に言葉ではとても表せない思いなのですね。
投稿日:2009/01/23
一人でさらっと読んでみたあと これは大人の方がじーんとくる絵本じゃないかなあと思って娘にはどうだろう??と感じたんですが 案外娘は気に入ったようです。 たいようのじかん と やみのじかんの間のほんの少しの間の すきまのじかん が竹馬に乗ってやってきたり 街灯の中にすっぽり入っている様子など 飄々とした佇まいが楽しかったようです。 この絵本を読んでからある時夕方の暗くなる前の時間に 「そろそろ“すきまのじかん”かな」と娘に話してみたことがあります。 「いやいや、もっともっと後だよ」そういった娘。 読んだ人それぞれに“すきまのじかん”の捉え方は微妙に違うのかもと思いました。 絵本のことが私と娘の日常に自然に入り込んでくる瞬間が大好きです。
投稿日:2008/12/22
たいようの時間と やみの時間の間に そっと入り込む すきまの時間が主人公です。 とてもステキな絵です。 竹馬に乗っている「すきまのじかん」さんは 静かで不安定ではかない感じがします。 「すきまのじかん」さんはいつもコッソリです。 この先、すきまのじかんの何も書いていない本に 何かが書き込まれることはあるのでしょうか 気になります 子供よりも大人むけの絵本だと思います。
投稿日:2007/12/14
すきまのじかんは、たそがれ時のこと。子どもにとってこの時間は、おばけのでる時間でこわいひとときです。でも大人にとって、特に恋する人にとっては感傷的な時間なのですね。 なにもかいていない絵本、ゆびぬきのぼうし、たけうまが すきまのじかんのあやふやさを表しているようです。 すきまのじかんは最後、たけうまをおりてしっかり地面に立っています。恋にめざめて少したくましくなったのでしょうか。 夜明け前は、恋の時間なのですね、ロマンティックな話です。「恋」より「眠り」が大事な私は、すきまのじかんを見かけることはないな、と思いました
投稿日:2007/10/26
こどもには、感覚だけで理解というかイメージができるかなど考えてしまいました。そこで、私の感想としては、しずかな、遠慮した、すこしのすきまのせまさ、短さ、一瞬といった言葉があうような感じをうけました。ほんのひとさしの時間だけにであえる女の子との片思いの恋。切ないですね。でも、純粋で、きれいでこんな恋もあるんだなあと新鮮でした。 若い頃にもあった初恋はこんな感じだったかなと思い出したいですが、記憶がうすれ、全く思い出せません。そうあってほしかったと願っています。
投稿日:2007/10/19
キャラクターのひとつひとつがとても個性的で、とても素敵な絵本でした。 「すきまのじかん」に生まれた「すきまのじかん(主人公)」の影の薄さが何ともいえず、いい味でした。 文章の淡々とした感じも、「すきまのじかん」の話だけにすごく雰囲気が出ていました。 作者の絵本は他にも邦訳されているようなので、今度ぜひ探して読みたいと思います。
投稿日:2007/08/24
すきまのじかんとは「たいようのじかんのあと、やみのじかんのまえの それは ほんの わずかなあいだです。」 何てロマンチック! 大判の本ですが絵をじっくり楽しみたい場合には大勢の前では不向きかもしれません。細い線でかかれた繊細な絵は本当に「すきま」の僅かさを感じさせてくれます。 読んであげる対象は中学生でもいいかと思います。
投稿日:2003/05/01
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