この本は作者の「おみせやさんシリーズ」という児童書のシリーズの1冊です。
タイトルと表紙のへんな猫の絵に惹かれて図書館で借りてきました。
この猫、本文を読むとわかるのですが、一応招き猫。
挿し絵のいづのかじさんがわざと招き猫っぽく描かなかったので、とっても変な感じの猫です。でも読んでいると、この招き猫(名前はフクノ介」といいます)はこれでありだな(^^)と、思えるから本って、面白いんですよ〜。
さくらさん(おばあさん)が一人で営んでいる薬局の本当の名は「アカシヤ薬局」。ですが、閉店セールをしようとチラシを作ったら、そこには間違えて(?)「アヤカシ」とあったために、妖したちがさくらさんの薬局に薬を求めてやってくるようになります。
展開的にはよくあるパターンですが、何度も言うようですがこの招き猫の存在がよくって…。
わたしは名前からつい子役のふく君が招き猫のフクノ介をやっているようなイメージで読んでしまったので、更にわくわく楽しみながら読めたような気がしました。
良かったら皆さんもふくくんのイメージで読んでみてください。面白いですよ〜。