「どうぶつフムフムずかん」 ママの声

タイトルにひかれ、手に取りました。
「フムフム…そうだったのか！」とびっくりしたり、「フムフム…なかなかやるな」と感心するような、動物たちの工夫と知恵をわかりやすく教えてくれる図鑑。
動物たちのイラストが写実的であるのに、とても優しく描かれていて素敵でした。見開きページを使って、たっぷりと描かれているので見応えがあります。
パラパラとイラストを見て楽しみ、気になる動物がいたら解説を読むという感じで楽しみました。
大人も十分に楽しめる内容です。

さまざまな動物達（中には昆虫も！）の習性について、楽しく紹介してくれる本です。
動物の助け合い・子育て・食料保存法・声のコミュニケーションなどについて、動物達がこんなにも工夫をこらして生活しているのだ、ということがよくわかります。

見開き2ページに１つのお話。
ホンモノと見まがうばかりにリアルな挿絵と、コラムのようなわかりやすい解説文で構成されています。

アフリカのサバンナで草食動物が共存共栄するひみつだとか、ヒョウは狩った獲物を木の枝の上まで持ち上げてハイエナから守る、だとか、初めて知ったこともたくさんありました。

巻末にはそれぞれの生き物達の実際の写真も掲載されています。

普通の図鑑で基本的な動物達の生態を知った上でこの本を読むと、知識の幅が広がりそうです。
図鑑という名前がついていますが、どっちかというと読み物っぽいので、ある程度文章が読めるお子さんにお勧めです。