2歳7ヶ月の息子に読んでやりました。殺伐なストーリーが多い昔話やおとぎ話の中、こんなにシンプルなストーリーがあったのかしら?と改めて見直してしまいました。私も金太郎の絵本を小さい頃読んだ記憶がないので、と思ったのですが、いい本ですね。
昔話というと、鬼が登場するのが常。でも、鬼をやっつけたりするシーンや鬼そのものを理解するのが大変だとおもっているので、もっと穏やかな昔話を、と思う方にはとてもオススメです。なんといっても、ちからもちの金太郎は、とてもやさしいし、動物たちと仲良く遊んでは、流れてしまった橋の変わりに木を倒してあげる、というだけのお話です。
たしかに、童謡の歌詞をみてもそれだけしかうたっていませんね。電車好きの息子に先日、「金太郎」という愛称の貨物列車を教えてやったので、これで「金太郎」がなにであるかはわかったのでは。イラストはいもとようこさんなので、そもそもソフトでやさしいタッチ。逆に強さがみえてこないくらいです。